異業種の力で新しい価値を創造する「滋賀県の宝物グランプリ2024-2025」
滋賀県が誇る地域資源を生かした商品開発を促進する「滋賀県の宝物グランプリ2024-2025」が、11月7日(木)に近江八幡市のホテルニューオウミで開催されます。このイベントは、滋賀県内の多様な事業者が一堂に会し、異業種の連携によって商品の品質や魅力を引き出すことを目的としています。今大会で5回目を迎える本グランプリは、潮流に合わせた新たな商品開発を目指し、参加者同士が経営資源を用い、自社製品のブラッシュアップやコラボレーションを展開する場となっています。
開催の背景と進捗
「滋賀県の宝物グランプリ」は、地方で有望な商品を認知度を高めるための取り組みとして、滋賀県商工会連合会が中心となって進めています。今年度のグランプリを成功へと導くために、参加事業者は7月から「滋賀県の宝物セミナー」を開催し、リアルとオンラインを織り交ぜた形式で学びを深めてきました。このセミナーでは、異業種間の交流を促し、新たなビジネスチャンスを生み出すためのアイディアが数多く実現しました。
参加事業者と実施部門
今年のグランプリには、食品・加工部門とライフスタイル・デザイン部門の2部門に分かれ、計7事業者がエントリーが行われます。
- わくわく株式会社(大津市)
- 湖香六根(東近江市)
- NOBODAstore(野洲市)&いぶきファーム株式会社(米原市)
- いぶきファーム株式会社(米原市)
- 有限会社ヴァンテック(栗東市)
- みんなの奥永源寺株式会社(東近江市)
- PONPON(甲賀市)
これらのユニークな参加者たちが競い合うことで、地域の産業を活性化させるきっかけとなることが期待されています。審査は、株式会社にっぽんの宝物、ジャパンフロントファーム、ホテルニューオウミ、成基コミュニティなどが行います。
セミナーの効果と今後の展望
セミナーを通じて、参加者は各自の商品の改善に努め、また異業種のネットワークを形成することができました。これにより、新たな商品が生まれる素地が出来上がり、グランプリの成功に結びついていくでしょう。さらに、2025年2月には東京で全国大会が予定されており、そこでの上位入賞を目指して皆が情熱を注いでいます。
「にっぽんの宝物」プロジェクトについて
「にっぽんの宝物」プロジェクトは、2009年より始められた地域活性化のための取り組みです。日本の各地に多く眠る優れた商品を発掘し、ビジネスの支援を行っています。全国的なネットワークを活用し、異業種の人材を結集することで、地域のポテンシャルを引き出し、商品開発や販売支援を行います。このプロジェクトの成果は、売上げが100倍になった事業者を輩出するなど、地方経済の活性化に寄与しています。
今回のグランプリも、その一環として重要な役割を果たすことが期待されています。滋賀県の「宝物」を全国に広めるため、異業種連携の力がますます求められています。