特殊詐欺やフィッシング詐欺の最新動向と対策
2026年9月、トビラシステムズ株式会社が発表したレポートによると、特殊詐欺やフィッシング詐欺に関する現状がまとまっています。調査期間は9月1日から30日までで、詐欺電話および詐欺SMSの状況が詳しく記載されています。
1. 詐欺電話の傾向
国際電話と携帯電話の変化
トビラシステムズが記録した迷惑電話の中で、国際電話番号の割合は57.0%であり、前月よりも減少傾向にあります。しかし、携帯電話番号に関しては25.4%と、逆に増加しています。固定電話や特定IP電話番号との比較でも、固定電話は3.8%、特定IP電話は10.2%と、国際電話と携帯電話の影響が顕著に現れています。
ニセ警察詐欺と宅配業者をかたる電話
調査によれば、ニセ警察を名乗って金銭を騙し取る詐欺が依然として目立っています。また、複数の国番号からかかる宅配業者を名乗る不審電話も増加しており、「荷物が配達できない」という内容で自動音声が流れる手口が確認されています。この詐欺は最終的には警察官などを装うニセ警察詐欺に繋がることが多く、特に注意が必要です。
2. 詐欺SMSの傾向
宅配業者を装ったSMSの増加
9月には、宅配業者を装った詐欺SMSの割合が27.6%に上昇しました。特に「東京電力」を名乗る詐欺SMSも確認されており、公共料金や生活インフラに関する詐欺が引き続き高い水準を維持しています。
Android向け不正アプリの誘導
さらに、トビラシステムズの調査では、「日本年金機構」を騙った偽SMSが確認されており、受信者をAndroid向けの不正アプリのインストールに誘導する手口が増加しています。これにより、被害者の端末が乗っ取られ、さらなる詐欺行為が展開されるリスクが高まります。
3. 情報漏洩と個人情報の悪用
最近では、企業へのサイバー攻撃が相次ぎ、個人情報の漏洩が懸念されております。この流出情報が悪用される事例も増えており、補償や本人確認を装った詐欺が多発しています。特に、メールやSMSに氏名が記載されている際は、詐欺の可能性が高まります。
4. トビラシステムズの取り組み
トビラシステムズは、テクノロジーを駆使した詐欺対策サービスを提供しています。「迷惑情報フィルタサービス」をはじめ、特殊詐欺やフィッシング詐欺に対抗するためのさまざまな施策を展開しており、毎月約1,500万人の利用があります。
対策のポイント
- - 不審なメールやSMSのリンクを直接クリックしないこと。
- - 電話の際は、必ず公式の番号を調べてかけ直すこと。
- - 情報漏洩が疑われる場合は、特に注意が必要です。
このように、詐欺に関する情報やトレンドを把握し、自らを守るための意識を持つことが重要です。