自宅で漢字検定を手軽に受検できる「漢検オンライン」が好評、秋には級が増える！

自宅で漢字検定を受検できる「漢検オンライン」が好評

2024年4月、公益財団法人日本漢字能力検定協会（以下、漢検協会）は、自宅で受検できる「漢検オンライン」をスタートしました。このサービスは、タブレット端末を使って受検することができ、主に小学生や中学生を中心に多くの支持を集めています。海外に住む日本の子供たちにも利用されており、地域の制約なく受検できる点が受検者たちから高く評価されています。

「漢検オンライン個人受検」の内容

「漢検オンライン」においては、原則として毎週日曜日が検定日となっており、年間通して自由なタイミングで受検が可能です。これにより、従来の所在地での試験に縛られることなく、柔軟に受検日程を選ぶことができます。学業やその他の予定との兼ね合いも考慮できますし、近隣に試験会場がない場合でも、自宅での受検が可能です。

受検資格は従来の漢検と同じですが、「漢検オンライン」の合格者には特別にオープンバッジが授与され、オンライン上でその資格を証明できる点が新しい魅力です。現在、受検可能な級は5〜10級ですが、今年の秋からは新たに2〜4級が追加される予定となっており、利用者の層がさらに広がります。

受検者の声

実際に「漢検オンライン」を受検した学生の一人、笹本和統さん（北海道）は、「自宅で静かに受けられるので、集中できました」と感想を述べます。彼は漢字に対して強い関心があり、白川文字学を学ぶことも楽しんでいるといいます。自宅で受検する利点を活かして集中力を高め、8級と9級を合格したとのことです。

和統さんは「タブレットには予め慣れていたので、スムーズに受検できました。ただ、タブレットがあまり使われていない人は事前に練習しておくのが良いかもしれません」と助言します。また、漢字学習には家庭での教材やアプリを活用し、計画的に取り組んでいるそうです。