Z世代新卒500人に見る内定承諾の決め手とは

バヅクリ株式会社が2023年から2026年にかけて新卒498名を対象に実施した意識調査から、内定承諾において重要な要素や企業選びに対する影響について明らかになりました。

調査背景と目的

新卒採用市場は、優れた人材の争奪が激化しており、企業は独自の採用戦略を強化しています。昭和・平成時代と比較すると、今の労働環境はフラット化し、学生たちの価値観も多様化しています。これに伴い、企業が持つべき採用戦略も進化が求められています。

バヅクリの調査は、現代の若者が求めている働き方を理解し、企業が効果的な採用活動を行うためのヒントを提供することを目的としています。

調査結果の概要

調査によると、内定承諾者の約70%が「同期や先輩社員との交流」を重視していることがわかりました。この特長は、Z世代の新たな価値観を示しています。

1. 内定承諾の決め手

内定承諾の決め手として、「労働条件」（34.7%）と「同期・先輩社員との人柄」（33.9%）がほぼ同率でありました。これは、経済的安定やワークライフバランスを重視するZ世代の特徴が強調されていることを示しています。これに対し、会社のミッションやビジョンへの共感は低い割合にとどまりました。

2. 求められる交流の機会

内定者の約3分の1が「先輩社員や同期との交流会」を強く求めています。特に「懇親会や交流会」が最も多く、これが内定承諾を左右する要因となっています。これは、企業の文化や仕事内容をよりリアルに理解したいというニーズが影響しているのです。

3. 内定辞退の理由

内定辞退の理由のトップは「社員や社風に合わない」とされ、これは18.1%という割合を占めています。次いで「勤務地や給与が合わない」が16.4%、志望度の高い企業から内定を得たことが12.5%という結果でした。

4. 同期との交流の影響

内定者の約70%が「同期とのつながり」が入社判断に影響を与えたと回答し、特に「同期と話すことで不安が解消された」という意見が主流でした。また、先輩社員との交流についても、会社や仕事への不安を解消するために重要な役割を果たしています。

まとめ

調査から見えてきたのは、20代新卒の入社決定において、同期や先輩社員とのコミュニケーションが極めて重要であるということです。企業は、入社前に内定者同士や先輩社員との交流機会を設けることで、内定承諾率や定着率の向上、さらには組織の活性化につながることが期待されます。

バヅクリ株式会社はこのような交流を促進するサービスを提供しており、新卒採用におけるコミュニケーションの改善に貢献しています。

詳細な調査結果については、こちらからダウンロードできます: 調査結果ダウンロード