安野光雅旅と空想の風景展が大丸京都店で開催
2025年3月11日から31日までの間、京都の大丸ミュージアムで「安野光雅旅と空想の風景」展が開催されます。この展覧会は、著名な画家であり絵本作家でもあった安野光雅氏の幅広い作品を紹介する貴重な機会です。戦後日本の芸術界に多大な影響を与えた彼の作品を通じて、旅行や空想の魅力を感じてみませんか。
展覧会の概要
会場は大丸京都店6階の大丸ミュージアムで、午前10時から午後6時30分までオープンします。入場料金は一般1,200円、大学生1,200円、高校生900円、中学生700円、小学生以下は無料です。特別価格が適用される条件もあり、大丸・松坂屋のクレジットカード会員や特定の割引が適用される方にはお得な料金が設定されているので、事前に確認しておくと良いでしょう。
安野光雅とは?
安野光雅は1926年に島根県津和野町に生まれました。長いキャリアの中で、彼は画家や絵本作家、デザイナーと多岐にわたる分野で活躍しました。安野氏の作品は、その独特の幻想的な表現や、温かみのある水彩画で知られています。彼の代表作には『旅の絵本』や『空想工房の絵本』などがあります。
彼が創作活動を行う中で特に重要視したのが、「空想」の要素です。旅を通じて新たに感じたことや思いついたことを、絵という形で表現していく彼の姿勢は、多くのファンの心を掴み続けてきました。
展覧会の見どころ
本展では、安野光雅が描いた風景画と共に、彼の旅をテーマにした絵本の世界観を堪能できます。特に世界的に有名な『旅の絵本Ⅲ』〈イギリス編〉の全場面が展示されるため、訪れる人々はその美しさに圧倒されることでしょう。また、安野氏の幼少期を描いた『ついきのうのこと』や、切り絵作品『昔咄きりがみ桃太郎』も展示され、彼の多彩な作品を深く理解する手助けとなります。
さらに、安野氏がデザイナーとして手掛けた装丁とその原画も並び、彼のキャリアの幅広さを実感できる内容となっています。展示作品は全120点以上に及び、彼の芸術的な探究心を垣間見ることができるでしょう。
ギャラリー・トークとSTORE
展覧会初日に、キュレーターの林綾野氏が会場を回りながら、見どころや安野光雅の作品について語るギャラリー・トークも実施されます。参加希望者は展覧会チケットが必要ですが、参加は無料です。
会場内では、安野光雅の絵本や、関連書籍、オリジナルグッズの販売も行われ、訪れた際にはぜひお立ち寄りください。安野光雅氏の世界に触れることで、心が豊かになる特別な体験が待っています。
この機会に、美術や物語の中で織りなされる空想の旅をぜひ体感してみてください。