味の素が手がける新たな糖質ケア商品「白米どうぞ」全国販売スタート

新たな糖質ケア商品、味の素の「白米どうぞ®」が全国販売開始

味の素株式会社が、革新的な炊飯器専用調理料である「白米どうぞ®」の小売販売を開始しました。この商品は、白米のおいしさを保ちながらも、糖の吸収を穏やかにする機能を持っています。2024年3月に通販サイトで発売された後、反響は大きく、発売から約10か月で累計100万食を超えるヒット商品となりました。2025年2月からは全国のスーパーなどでも販売されることになり、多くの家庭においしいご飯を楽しみながら糖質ケアができる機会が増えました。

糖質ケアへの意識調査

この製品の発売に先立ち、「糖質ケア」に関する意識調査が実施されました。全国の1,010名を対象に、2025年2月27日から3月2日まで行われた今回の調査では、糖質ケアに対する意識と実際の行動のギャップが明らかになりました。調査結果によると、普段の生活で「糖質ケア」ができているか気になると答えた人のうち、68.0%が「ほとんどできていない」または「あまりできていない」と回答しています。このことから、多くの人が糖質制限に対して高い関心を持ちながら、実際には実践できていないことが分かります。

20代男性が最も関心を寄せる

興味深いことに、「糖質ケア」への関心がもっとも高いのは20代男性であり、逆に関心が低いのは50代・60代以上の男性という結果が出ました。このことは、生活習慣に注意しなければならない世代であるにもかかわらず、意識が働きにくい現状を示しています。40代以上は糖質ケアに対する理解が求められる世代とも言えますが、こうした意識の差は今後の健康戦略に影響を与えるでしょう。

食の楽しさとの両立

また、調査では「糖質ケア」を意識しながらも、実際には61.6%が日常生活の中で満足に実践できていないと回答しました。その理由として最も多かったのは「おいしいものを気にせず食べたいから」というもので、これは糖質ケアに対する大きな障壁となっています。美味しい食事を楽しむ際には、糖質を抑えることが難しいと感じている人が多いことがわかりました。

「がまん」からの脱却へ

実際に「糖質ケア」を実施できていると答えた人は全体の33.9%に留まっており、さまざまな方法を用いて対策しているものの、体調管理を気にしつつもおいしさを重視する傾向が強いことが浮き彫りになりました。特に、砂糖を含む清涼飲料を控えることや間食を控えること、食事の際は野菜から食べるなどの方法が挙げられましたが、それだけに留まっている現状です。

健康とおいしさの両立を目指して

味の素の管理栄養士、内山真理恵さんは、糖質ケアに関心が高いのは20代で、50代・60代以上では関心が低いことに驚きを示しています。そして、おいしさを損なわずに健康管理ができる「白米どうぞ」を多くの方に試してほしいと強調しました。これからの時代、健康でおいしい食事を両立させることは、ますます重要なテーマとなるでしょう。

まとめ

新たに全国販売を開始した「白米どうぞ®」は、糖質ケアを実現するための一つの方法として注目されています。おいしさを保ちつつ健康管理を行うことができるこの製品が、多くの家庭での食卓に新しい選択肢を提供することが期待されます。味の素は、今後も「Eat Well, Live Well」という理念のもと、さらなる製品開発を進めていくことでしょう。