従業員のキャリア支援に注力したNazunaがGOOD ACTION AWARD受賞

Kazuki WatanabeとNazunaの旅館

株式会社Nazunaは、京都を拠点とする「フレンドリーラグジュアリー」を損なうことなく、温かいおもてなしとともに「良き日本文化を体験」できる場を提供しています。最近、この会社が第11回GOOD ACTION AWARDで優秀賞を受賞したとの報告がありました。これは、従業員キャリア支援に関して新たな、かつ創造的な取り組みが評価された結果です。

GOOD ACTION AWARDとは

GOOD ACTION AWARDは、リクルートが主催し、職場環境を活性化させる価値あるビジョンを全国に広げることを目的とした賞です。各年に応募があり、厳しい審査を通過した企業が表彰されます。今回は多くのユニークな取り組みが発表され、その中からNazunaのプロジェクトが優秀賞として選ばれました。特に、審査員たちがNazunaの採用したキャリア形成の多様な道に感銘を受けたようです。

従業員のキャリア支援に関する取り組み

Nazunaが評価された理由は、従業員のキャリアの多様化と給与制度の透明化の推進です。宿泊業界では、従業員が自分のキャリアの選択肢や評価基準を理解できずにいることが多く、その不安を解消するために、Nazunaは以下の取り組みを実施しています。

1. キャリアの明確化: 従業員は「ジェネラリストキャリア」と「おせっかい志向キャリア」の2つの道を選ぶことができます。これにより、自分のキャリアの方向性を明確に定められ、ミッションに向かって動きやすくなります。

2. 等級制度の導入: 7段階の等級制度を導入し、各等級に求められるスキルを明確に示すことで、従業員が成長するための指針を提供しています。この制度は、目標を明確にし、やる気を引き出す効果があります。

3. 給与制度の透明化: 各等級に連動する給与テーブルを社内外に公開し、公平な評価を推進しています。これにより、従業員は自分の目標達成に向けて計画的に進むことができます。

受賞の意義

代表取締役の渡邊龍一氏は、受賞について「宿泊業界は離職率が高く大きな課題を抱えていますが、私たちはおせっかいを企業理念に掲げ、業界を変革するために尽力しています。」と述べています。これにより、この取り組みが業界全体に良い影響をもたらすことを期待しています。

Nazunaは今後も、従業員一人ひとりが誇りを持って働ける環境作りに注力し続けます。この受賞を契機に、他の宿泊業界の企業が同様の取り組みを行い、全体の成長に貢献することを目指しています。