新百合ヶ丘エルミロードに「Reebo」を初導入
川崎市麻生区に位置する「新百合ヶ丘エルミロード」では、2024年10月1日から約3か月間、最新のIoT・AI機能を備えた自動圧縮ごみ箱「Reebo」を初めて設置し、実証実験を行います。この取り組みは、清掃業務の効率化及び環境への配慮を目的としており、スマートごみ箱の導入により担われる期待も大きいです。
「Reebo」とは
「Reebo」は、株式会社エルコムが開発したスマートごみ箱です。通常のごみ箱の約4倍の容量を誇る自動圧縮機能を搭載し、施設内におけるごみ収集作業の頻度を減少させることで、清掃スタッフの負担を軽減します。この他にも、TOPPAN株式会社の技術により、人流解析やサイネージ広告の投影機能が実装されており、ただのごみ箱以上の役割を果たします。
設置場所はエルミロードのB1Fと1F、さらに従業員休憩室に各1台ずつ、合計2台が設置されます。
実証実験の目的
実証実験では、以下の点が重点的に検証されます。
1.
清掃業務の効率化 - 自動圧縮機能が実際に清掃業務にどのように影響するかを分析します。
2.
環境負荷の軽減 - ごみ収集の頻度減少が環境に与える影響について調査します。
3.
人流解析と広告機能の検証 - AIモニターによるデータ収集を通じて、商業施設としての集客効果を測定します。
清掃業務の現状と課題
多くの商業施設では、清掃業務が人手不足や効率の悪さで課題となっている中、「Reebo」はその解決策の一つとなる可能性があります。ごみ収集の手間を軽減することで、スタッフがより重要なタスクに集中できるようになります。また、清掃状況をリアルタイムで把握できることで、無駄な作業を減らす工夫も期待されています。
今後の展望
小田急SCディベロップメントは、神奈川県が推進する「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」のプロジェクトにも参画しており、ベンチャー企業とのパートナーシップを深めています。この実証実験が成功すれば、今後の「Reebo」の本格導入も視野に入れています。
さらに、株式会社平泉洋行との連携を通じて、訪日するインドネシア技術団体における視察も予定しており、「Reebo」の活用状況についての国際的な情報交換が行われる見込みです。
地域との共生を目指して
当社は、地域共生を重視したステートメント「エキチカは、マチチカ、ヒトチカへ。」を掲げ、地域課題の解決と環境への配慮に取り組んでいます。「Reebo」の導入は、持続可能な社会づくりにつながる重要なステップとなることでしょう。
新百合ヶ丘エルミロードの取り組みは、他の商業施設においても注目されるでしょう。地域社会と環境を大切にしながら、より良い未来を目指すフロントラインに立っていることが伝わります。