エスコヤマからの新たな試み
エスコヤマが2026年のバレンタインデーに向けて、特別なボンボンショコラを発表します。その名も「Echoes of the Inner World — 内なる世界の残響」です。著名なショコラティエ、小山進氏が手掛けたこの新作は、フランスの香水ブランドINDULT PARISの4つの香りにオマージュを捧げています。香水の世界をチョコレートで表現するという革新的なアプローチが、ファンの期待を集めています。
フレーバーの多様性
このボンボンショコラは、香りと味わいが絶妙に絡み合い、食べる人の内なる世界を揺さぶる体験を提供します。各ボンボンには以下の4つの章が設けられています。
第一章 ― Isvaraya(イスバラヤ)
- - テーマ: 沈黙の森に響く祈り
- - フレーバー: 熟成された中国茶と梅酒に重なるプラムの澄んだ味わい
プーアル熟茶やジャスミンティーが香り、青森のりんご蜜と紀州南高梅の梅酒が織りなす風味は、まるで秘境の森林の中で祈りが響き渡るかのよう。
第二章 ― Tihota(ティオタ)
- - テーマ: 永遠の抱擁を告げるバニラの伝承
- - フレーバー: タヒチ産バニラの甘美さに包まれた温もり
タヒチのバニラビーンズやマンゴー、パッションフルーツのフルーティな味わいは、まさに花とラム酒の温もりが調和した一品です。
第三章 ― Manakara(マナカラ)
- - テーマ: 花と果実が溶け合う女神の囁き
- - フレーバー: ローズとライチが織りなす妖艶な囁き
フランボワーズやライチの艶やかな要素が響き合い、まるで女神の囁きを聴いているかのような感覚を体験できます。
第四章 ― Cuir(キュイール)
- - テーマ: 影と欲望を映す革の黙示
- - フレーバー: スパイスやレザーの深遠なる響き
アールグレイやスパイスの多様な香りが交差し、孤独な欲望を映し出す、独特な風味を持つボンボンです。
お召し上がり方
エスコヤマのチョコロジーシリーズでは、特別なお召し上がり方が推奨されています。ショコラはNo.1からNo.4まで順番に食べることが推奨されており、それぞれをカットして風味を繋げていく楽しみがあります。各層の味わいが織り成す変化を堪能することで、より深い体験が楽しめます。
小山進氏の背景
小山進氏は1964年に京都に生まれ、2003年に兵庫県三田市に「パティシエ エス コヤマ」をオープン。以降、フランスのショコラコンクール「C.C.C.」で数々の賞を受賞し、世界のトップショコラティエの一人に輝いています。また、絵本の出版や、さまざまな創作活動にも取り組んでおり、彼の作品を通じた独自の世界観は、多くの人々に愛されています。
エスコヤマの魅力
エスコヤマの店舗は、独自の魅力を持つ空間です。1,500坪の敷地にはパンやチョコレートの専門店があり、お菓子教室も併設。四季折々の草花やユニークな銅人形が点在し、訪れる人々の五感を楽しませます。「The Sweet Trick(お菓子でいたずら)」というコンセプトのもと、お菓子の持つ驚きと喜びを大切にし、幅広い世代へと美味しさと楽しさを提供しているのです。
結論
エスコヤマの新作ボンボンショコラは、単なるスイーツの枠を超え、香りの世界と味の響きから成るアートといえるでしょう。2026年のバレンタインにぜひ、特別な体験を求めて試してみてはいかがでしょうか。