霧島酒造、焼酎鑑評会での栄光
霧島酒造株式会社が、熊本国税局主催の令和8年酒類鑑評会において本格焼酎部門・一般酒の部で「優等賞製造場代表」に選出されるという名誉を得ました。この受賞は、宮崎県から唯一の選出であり、同社の自社育種品種『霧島8』を原料とし、独自の技術と酵母による作り出されたKIRISHIMA No.8が、高い評価を受けた結果です。
酒類鑑評会と賞の詳細
酒類鑑評会は、製造された酒の品質を評価し、酒造技術の向上を促すことを目的に開催されています。本格焼酎部門には、アルコール度数25度の一般酒の部や、炭酸割りを評価する部門、特別な製法を用いた焼酎の評価部門が存在します。対象の県でもある宮崎県は49製造場がエントリーし、その中で31点が優等賞を獲得しました。
霧島酒造の志比田増設工場でもKIRISHIMA No.8が出品され、見事に優等賞を受賞したのです。志比田増設工場はこの格別の名誉に加え、宮崎県からの唯一の製造場代表にも選出され、今後の期待が高まります。
KIRISHIMA No.8の特長
KIRISHIMA No.8は、2023年に首都圏で先行発売された後、2024年から全国展開が開始されました。その特徴は、マスカットやみかんを思わせるフルーティーさで、焼酎未体験の人でも楽しめる味わいとして好評を博しています。特に40代以下のユーザーからの支持が厚く、累計販売本数は76万本を超えています。この焼酎の魅力が広まる中、第四次焼酎ブームとして注目を集めている「香り系焼酎」市場の中でも一際存在感を放っています。
賞賛された製造技術と品種
霧島酒造で使用されているさつまいも「霧島8」は、日本で初めて自社独自で育成された品種です。この新しい品種が、焼酎の味わいに重要な役割を果たしています。果物のような甘味とフルーツ感を引き出すためには、使用する酵母にもこだわりがあります。独自に開発された「エレガンス酵母」は、華やかな香りを醸し出すために厳密な温度管理の元で育てられ、製品に特別な味わいを与えています。
また、製造チームの高い技術力もKIRISHIMA No.8の成功に寄与しています。一次仕込みから始まり、二次仕込みや蒸留に至るまで、製造過程の細かな調整がなされています。研究開発部門と密に連携を取りながら、酵母やさつまいも、水の割合を調整し、最適な製造条件を探ってきたのです。
担当者のコメント
今回の受賞について、霧島酒造製造部の花村博氏は「焼酎が評価されたことは、製造に携わる全員の励みになります」とコメント。また、酒質管理部の黒木俊行氏も、「我々ブレンダーにとって、この鑑評会は技術を確認できる貴重な機会で、今後の新商品開発への道しるべになる」と期待を寄せられています。
この受賞が示すように、霧島酒造は今後も焼酎の可能性を追求し、高品質な製品を届け続けることでしょう。