大学生に新たな学びの場を提供する「Campus Everywhere 構想」の実現
株式会社ウニベルは、大学生が地方と都市を自由に行き来しながら新たな学びの機会を広げる「Campus Everywhere 構想」を発表しました。この構想は、移動を通じて新しい学びをデザインすることを目指し、学生支援のプロジェクトや移動支援の取り組みを進めます。
Campus Everywhere 構想の背景
ウニベルは2024年6月に設立されたソーシャルスタートアップで、「移動で学びをリデザインする」という理念を掲げています。この理念のもと、学生が地域や大学の枠を超えて成長できるような環境を整備し、従来の教育の課題解決に取り組もうとしています。
特に、代表取締役社長の横山は、過去に大学講師として地方の学生と都心部の学生の違いを目の当たりにし、劣等感を抱く学生の姿に強い影響を受けました。この経験が、地域と大学を結びつける必要性を再認識させ、今回の構想が立ち上がった要因の一つです。
構想の具体的な取り組み
初めに、2024年9月17日(火)から18日(水)にかけて、石川県能登町にて社会人と共に現地の実情を理解し、学生がこれからどのように行動するべきかを考えるフィールドワークを開催します。このフィールドワークは、地域とのつながりを深めつつ、学生の成長を促進することを狙っています。
さらに、大学間の連携を強化し、学生が異なる大学での単位互換をあらかじめ設定したキャンパス生活を体験できるよう支援する計画も進行中です。加えて、インターンシップなどを通じた企業とのつながりも目指しています。
主要な協力企業
「Campus Everywhere 構想」には、特別協賛パートナーとしてENEOSリニューアブル・エナジー株式会社及び日本航空株式会社が参加します。また、特別協力機関として石川県立大学や金沢大学の研究室が協力し、プロジェクトをサポートしていきます。
従来の教育現場の課題
ウニベルは2024年5月に広島県でのフィールドワークや座談会を行い、大学教育が抱える課題を調査しました。その結果、学生は多様な場所での経験を求めつつ、単位取得のために出席が必要な授業に縛られ、移動が難しい現状が浮き彫りになりました。
教育現場では、入学定員の不足や教職員の過重労働が問題視されています。ウニベルは、こうした問題に対し、民間事業者としての資源を駆使し、大学教育の発展を目指します。
今後の展開
本フィールドワークを出発点に、全国の大学生や企業・団体との交流を深め、意見交換や教え合いを促進する場を作っていくことが目標です。また、地域社会の発展を活かした新しい学習のスタイルを提唱し、学生のキャリア形成を支援するための活動を続けていきます。
ウニベルは、学びを通じて地域と大学を結びつけ、学生が持つ夢の実現をサポートしていく決意です。今後の展開にぜひご期待ください。