KnowBe4 日本法人のエバンジェリスト就任
2024年8月5日、KnowBe4が日本法人「KnowBe4 Japan合同会社」のマーケティングマネージャー広瀬努を日本担当のエバンジェリストに就任させたとの発表がありました。KnowBe4は、世界的にセキュリティ意識向上トレーニング市場でのリーダーであり、その知識を各国で広めることが求められています。
広瀬努の役割
広瀬努は、2023年にKnowBe4のマーケティングマネージャーとして採用され、特に日本市場においてセキュリティ教育の重要性を広める活動を強化しています。彼は日本語版のセキュリティ意識向上ブログの発行や、外部イベントでの講演を増やす等の取り組みを実践してきました。エバンジェリストとしての役割を持つことで、広瀬はさらにその活動を推進し、セキュリティ文化を築く重要性を啓発することが期待されています。
サイバーリスクの現状
最近のサイバー攻撃の傾向として、特にソーシャルエンジニアリングやフィッシング攻撃が注目されています。これらは組織にとって重大なリスクであり、データ侵害やランサムウェアの攻撃の主要な感染経路とされています。また、従来のセキュリティ教育は従業員の関心を引くことができず、知識が定着しないまま知識の蓄積が失われています。そのため、フィッシングシミュレーションやリアルタイムコーチングを用いた教育が重要だとされています。
AIの進化により、攻撃手法もより巧妙になり、従来の防御策では防ぎきれなくなっています。このような状況下で、経営幹部はセキュリティカルチャの構築を重視していますが、具体的な成功の指標や人的リスクの測定手法が lacking になっています。これが、エバンジェリストの必要性を高める要因になっています。
広瀬のビジョン
広瀬努は次のように述べています。「サイバー攻撃を完全に防ぐことは困難であり、リスク管理とレジリエンス管理の重要性が増しています。企業は人の心理に影響を及ぼすサイバー攻撃への対策に力を入れる必要があります。」今後、彼は最新のサイバー攻撃情報やセキュリティ教育に関する情報を発信し、社会全体のセキュリティ意識を喚起していくとしています。
広瀬努の経歴
広瀬努は、2000年以降にEntrust、RSA Security、Symantec、Palo Alto Networksなどでプロダクトマーケティングやスポークスパーソン、事業開発に従事してきました。彼は新しいセキュリティテクノロジーの日本市場での普及に尽力し、メディアでの講演や寄稿を通じてセキュリティ対策の啓発を行っています。2021年にはメンタル心理カウンセラーの資格を取得し、サイバーセキュリティと心理に関わる取り組みにも力を入れています。
KnowBe4について
KnowBe4は、セキュリティ意識向上トレーニングとフィッシングシミュレーションを併用した世界最大の統合型プラットフォームを提供する企業であり、2010年にアメリカで設立されました。世界中の65,000以上の企業や団体に支持され、サイバーセキュリティにおいて重要な役割を果たしています。セキュリティ文化を育成し、人に関わるリスクを低減することを目的とし、今後も活動を続けていく予定です。詳しくは
KnowBe4の公式サイトをご覧ください。