日台スタートアップへの投資
2025-01-24 11:34:00

CDIBクロスボーダー・イノベーション・ファンドが日本のスタートアップに投資を実施

CDIBクロスボーダー・イノベーション・ファンドが日本のスタートアップに投資を実施



台湾のKGIファイナンシャル・ホールディング傘下にある開発創新管理顧問は、クールジャパン機構と共同で設立した「CDIBクロスボーダー・イノベーション・ファンド(CCBI)」を通じて、今月、日本のドローンショー事業を手掛ける株式会社レッドクリフに対し出資を行いました。今回の投資は、CCBIにとって初めての日本のスタートアップへの出資であり、これまでの投資先であるAielloとAlleypinに続く3社目の投資案件となります。

レッドクリフとの提携



レッドクリフは、日本国内におけるドローンショー市場でのトップシェアを誇り、そのエンターテインメントのプラットフォームは多くの注目を集めています。CCBIの郭大經総経理は、「FT的なビジネスモデルはレッドクリフのエンタメプラットフォームにおいて、さらなる成長の可能性を秘めている」と語ります。この投資は単なる資金提供に留まらず、台湾市場を起点とした国際的な展開を支援する意向も示されており、具体的な成長戦略が期待されています。

他の投資先の現状



他の既存投資先であるAielloは、ホスピタリティ業界向けのオールインワンプラットフォーム「Aiello-One」を提供し、既に180のホテルブランドと提携しており、500万回を超えるリクエストに対応しています。このプラットフォームは英語や日本語を含む5ヵ国語に対応しており、アジア市場での急成長を遂げています。

また、Alleypinは、医療DXソリューション「1.Talk」を展開し、短期間で20以上のクリニックへの導入実績を持ち、電子カルテシステムとの連携も進めています。このように、CCBIの投资先は、いずれもデジタルトランスフォーメーションやライフスタイル関連の分野で大きな影響力を持つ企業ばかりです。

CCBIの今後の展望



CCBIは台湾国家発展基金やHimax、SYSTEX社などから資金を得ており、そのファンド規模は7500万ドルから1億ドル程度とされています。投資セクターはモバイルコマース、DX、AI、ブロックチェーン、ライフスタイル産業に重点を置いています。CDIBキャピタルの南怡君総経理は、「台湾にゆかりある起業家の支援が私たちの基本的な経営方針」と述べており、これからも日台スタートアップエコシステムの構築を推進する意向を示しています。

会社概要



開発創新管理顧問は、日本においても過去の豊富なファンドへの投資経験を生かし、台湾スタートアップの日本市場への進出支援を行っています。2023年春には東京・市ヶ谷でアクセラレーターを開設し、日本国内でのネットワーク拡大にも力を入れています。日本市場での事業展開を加速させるため、今後もさらなる投資と支援を行っていくことでしょう。

ホームページ: 開発創新管理顧問公式サイト


画像1

画像2

会社情報

会社名
開発創新管理顧問股斌有限公司
住所
東京都新宿区市谷本村町2番3号NOVELWORKIchigaya7階
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。