高校生のための新たな挑戦
一般社団法人海洋連盟が主催するコンテスト「うみぽす甲子園2024」が盛り上がりを見せています。このコンテストは、次世代へ美しい海を残すことを目的とし、高校生たちが海の課題解決に取り組むイベントです。各チームは海に関するテーマを掲げ、その解決方法をポスター形式で表現し、提出します。
最近、予選の審査結果が発表され、決勝に進出する10チームが選ばれました。彼らは応募時に作成したポスターをさらに改良し、実際に自分たちの考えた課題に取り組みながら、11月の決勝プレゼン大会でのグランプリ獲得を目指します。この活動は、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として実施されています。約39校から225チームが応募した中から選ばれたファイナリストたちは、これからの海の未来を真剣に考え、実際の行動に移す機会を得ました。
「うみぽす甲子園」について
「うみぽす甲子園」は、日本財団の「海と日本プロジェクト」と連携して実施されている高校生向けのコンテストです。参加チームは、それぞれの海の課題についてのアイデアを形にするため、ポスターを作成します。応募した内容は審査され、上位10チームが決勝に進むことができます。各チームには活動資金として10万円が支給され、海に関する課題解決に向けた具体的な取り組みを行うことが求められます。
決勝では、選ばれた10チームが5分間で自らのポスターや活動実績についてプレゼンテーションを行います。審査員による評価のもと、グランプリが決定されるのです。
敗者復活戦の詳細
また、今年は新たに「うみぽす甲子園2024敗者復活戦」が設けられ、過去に予選に応募したチームに再挑戦のチャンスが与えられます。参加資格は、2024年4月時点で現役の高校生であり、一人以上のチームであることなどです。この大会の期間中に活動可能なチームが対象で、応募は2024年7月10日から8月31日まで受け付けています。新たにエントリーするための専用の応募フォームが用意されています。
敗者復活戦では、ブログやYouTubeへの投稿、ポスターの作成、さらには動画プレゼンなどが審査対象となります。選考が行われた後、11月の決勝大会に参加する権利を得られます。
団体概要とプロジェクトの意義
「うみぽす甲子園」は、海洋連盟が手掛ける教育・啓蒙活動の一環であり、海に関する観光振興を目指しています。海洋問題に関わる意識向上を図りながら、未来の海を守るための活動が予定されています。
日本財団が推進している「海と日本プロジェクト」は、海が持つ地域の魅力や、その役割を再認識させることを目的とした活動です。今回のコンテストは、その理念を体現する形で、高校生たちが主体的に海に関わり、地域や社会と結びつく一助となります。
この夏、高校生たちが描く未来の海の姿に期待しましょう。