コンクリート品質管理を革新するPコン PaletteがNETISに登録
株式会社Momoが開発したコンクリート内部センシングシステム「Pコン Palette」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されました。これはコンクリートの温度や湿度を非破壊で計測できる革新的なシステムであり、質の高い施工を可能にします。
Pコン Paletteとは
Pコン Paletteは、コンクリートの内部状態をセンシングするための最先端IoTシステムです。このシステムは、残置物を一切残すことなく、型枠内のコンクリートの温度と湿度を計測します。コンクリートが充填されると湿度は100%になるため、施工状況を正確に把握できます。
主な機能
- - 温度計測機能: 型枠内での温度変化を把握し、効果的な養生を実現。
- - 湿度計測機能: 湿度を測定し、コンクリートの状態を適切に管理。
- - 環境センサ連携: 周囲の気温や湿度データとも連動。寒冷や酷暑の管理も可能。
- - 施工計画の効率化: 温度データに基づき養生期間を最適化し、スケジュール管理をサポート。
- - コンクリート強度推定: 配合や打設日時を入力することで、リアルタイムで強度を推測・表示。
NETISについて
NETIS(新技術情報提供システム)は、国土交通省が運営するデータベースで、新技術の利活用を促進するために存在します。Pコン PaletteがNETISに登録されることで、国や地方自治体の公共工事において評価が向上し、導入の機会が広がります。
Momoの技術提案
株式会社Momoは、Pコン Paletteに加え、アクチュエーターやセンサーを搭載したバージョンを開発し、さらなるセンシングソリューションを提供しています。温度・湿度・風速・風向など、様々なデータ収集が可能です。これにより、施工時の工数を大幅に削減し、効率的な管理を実現します。
詳しい技術提案については、Momoの公式サイトを訪れることをおすすめします。お問い合わせ窓口も用意されており、具体的な要望にも柔軟に対応しています。
会社概要
株式会社Momoは、2016年に設立され、IoTサービスの社会実装に取り組んでいます。多様なセンサー技術を駆使し、農業や建設、公共分野など幅広い業界で実績を上げており、技術力の高さで注目されています。所在地は神戸市中央区で、大阪オフィスも展開しています。
今後もPコン PaletteをはじめとしたMomoの技術が多くの現場で活用され、コンクリート施工の質が向上することが期待されます。