新しいエサ開発を目指すIGNITIONとジントレードが提携！アクアポニックス事業の未来を切り開く

IGNITIONとジントレード、アクアポニックス事業における新たなパートナーシップを発表

株式会社IGNITION（千葉県袖ケ浦市）とジントレード株式会社（東京都江東区）が新たにアクアポニックス事業におけるエサの共同開発に向けたパートナーシップを締結しました。これにより、持続可能な食料生産の可能性を探求し、環境負荷の低減を図ることを目的としています。

1. パートナーシップ締結の背景

IGNITIONはアクアポニックスシステムの営業や運用支援を行い、持続可能な食料生産を探求。対するジントレードは、環境及び農業問題に関連するSDGsの実現に向け、魚粉の代替となる蛋白源の飼料化や微生物技術を利用し、幅広い事業を展開しています。

この提携は、アクアポニックス環境に特化したエサの開発を進め、食料問題や環境負荷の低減に寄与するものです。

2. 提携の目的と社会的価値

環境負荷の低減

ジントレードが携わる機能性農業資材や、昆虫飼料「マゴット」のノウハウを活かし、IGNITIONのアクアポニックスシステムの運用を効率化します。魚と植物が共生する生産プロセスを環境負荷の少ない形で実現し、持続可能な食料生産を拡大することを目指します。

人材育成と地域活性化

このパートナーシップでは、IGNITIONの教育事業やジントレードの環境教育支援が連携し、地域コミュニティへの啓発活動を行います。次世代を担う人材育成の促進にも力を入れています。

3. 期待される成果と将来への展望

IGNITIONのアクアポニックス施設に導入される新たなエサのプロトタイプを通じて、水質や成長速度、栄養価などの検証を進め、家庭用から産業用への幅広い普及を目指します。また、ジントレードが持つ東南アジア諸国とのネットワークを利用し、海外への展開も視野に入れています。

4. 企業代表からのメッセージ

ジントレードの代表、村上仁士氏は「持続可能な社会を実現するために、若い力とチャレンジ精神を結集することで、画期的なアクアポニックスのエサ開発が可能となる」と語ります。一方、IGNITIONの佐藤吏代表は「ジントレードの技術とネットワークが持続可能なシステム構築において非常に貴重」と期待を寄せています。