採用支援AI「JAPAN AI HR」の登場
採用活動を行う企業にとって、効率的で質の高い採用プロセスの実現は頭の痛い課題です。その中で、JAPAN AI株式会社が新たに発表した「JAPAN AI HR」は、AI技術を駆使してこの課題に立ち向かいます。2023年に設立された同社は、東京を本拠地とし、代表取締役社長を務める工藤智昭氏のもと、「AIで持続可能な未来の社会を創る」というビジョンを持って、様々なAI関連のプロダクト開発に取り組んでいます。
採用現場の抱える課題
企業の採用現場では、候補者の数が増えるにつれて、履歴書の選別が適当に行われたり、面接評価の記入に不備が生じるなどの問題が見受けられます。評価基準が面接官によって異なったり、面接後の評価に時間がかかることも珍しくありません。これらの課題は特に中途採用において顕著であり、採用活動の質を低下させる一因となっています。
「JAPAN AI HR」の仕組み
この新サービスは、採用評価業務を支援するために設計された4つのAIエージェントを搭載しています。まず、評価基準生成エージェントは、採用ポジションに応じた書類選考と面接の基準を自動で作成します。これは、企業の要件に合わせて編集も可能であり、人事担当者と現場の認識にズレが生じないよう配慮されています。
次に、書類マッチスコア生成エージェントは、生成された選考基準に基づいて候補者の書類を迅速にスクリーニングし、マッチスコアを算出します。そして、面接評価エージェントは、面接内容を自動で文字起こしし、基準に基づいた評価を行うレポートを作成します。最後に、求人票生成・改善エージェントが、カスタマイズされた求人票を自動作成し、既存の求人票を競合と比較して改善提案を行います。
企業の採用活動における効果
「JAPAN AI HR」を導入することで、企業は採用力の強化を図れます。選考基準を明確化し、面接準備や評価作成を効率化することで、面接の品質が向上します。この相乗効果は、優秀な人材獲得の確率を高め、採用プロセス全体の標準化を促進します。結果として、企業全体の採用力が強化されることが期待されています。
今後の展望
JAPAN AI HRは、今後新卒向けのエントリーシート評価機能や、候補者の適性を提案する機能、スカウト文章の作成機能を計画しています。また、採用プロセス全般を支える面接日程調整やオファー面談支援機能の追加も視野に入れているとのことです。
会社情報と連絡先
JAPAN AI株式会社は、人工知能の研究開発とコンサルティングサービスを提供しています。本社は東京都新宿区に位置し、詳細な情報やお問い合わせについては公式サイトをご覧ください。また、採用活動に関する問い合わせは、担当の花田までご連絡いただけます。
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