CORDERが資金調達
2022-09-07 11:00:03
在宅ワーカーによる新しい建築積算代行サービス「CORDER」が資金調達を実施
近年、建設業界では多くの課題が表面化しています。特に、見積もりの調達プロセスは変革されるべき重要な部分ですが、長らくそのままの状態が続いていました。建設業の規模は50兆円を超えていますが、労働環境は厳しく、技術者不足が深刻な問題となっています。さらに、紙ベースでのやりとりや責任の押し付け合いが常態化しており、非常に非効率的な業務が横行しています。その中で登場したのが、在宅ワーカーを活用する新たなサービス「CORDER」です。
CORDERは、建設業界での積算業務を効率化することを目的に、在宅で働くプロフェッショナルを活用しています。2021年10月にサービスを開始して以来、顧客数は50社を超え、ワーカー数も100名を突破しました。累計案件数も150件に達し、すでに上場企業のゼネコンともお取引を行っているのです。
このたび、CORDERはインキュベイトファンドから約1億円の資金を調達しました。この資金は、さらなる事業拡大を目指し、特に人材採用と開発に重点を置く予定です。これにより、より強固な組織基盤を築き、積算業務のスタンダードを確立することを目指しています。
CORDERの主なサービスは、積算業務の代行です。これにより、建設業者は数量拾いと積算にかかる業務の90%を削減することが可能です。高い専門技術を持ったワーカーがサポートすることで、クライアントは即戦力人材を確保できるのです。また、建設業者にとっても、突発的な依頼や案件の重なりがあった場合でも、スムーズに対応できる体制が整っています。
ワーカーにとっても、CORDERは魅力的な選択肢です。営業を行う必要がなく、安定した収入が得られるため、個々の専門スキルを高めつつ複数の案件に関わることができます。さらに、クライアントとのコミュニケーションや雑務も一切は無いため、実業務にのみ集中できる環境が整っています。
CORDERは、現在建築積算士や個人積算事務所のスタッフを積極的に募集しています。また、今回の資金調達により組織の基盤を強化するため、各職種での採用を進めているとのことです。レガシー産業のイノベーションに関心がある方には、最適な職場となるでしょう。
CORDERの取り組みについて、インキュベイトファンドの代表パートナー和田圭祐氏は、業界の新しいスタンダードが構築されることを期待しています。また、QXLVのCEO古谷健太郎氏も、CORDERのリーダーシップを称賛し、成長の過程をしっかり支援していく意向を示しています。これからのCORDERの進展が非常に楽しみです。
このようにしてCORDERは、建設業界の見積調達プロセスの変革に挑んでいます。今後の展開が注目されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社CORDER
- 住所
- 渋谷区桜丘町4-17PORTAL Apartment & Art POINT301
- 電話番号
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