スマホショッピングの実態
2013-10-04 11:31:31
スマホショッピング利用者はどんな人?調査から見る傾向とは
スマホショッピング利用者の実像
近年、スマートフォンを使ったショッピングが急速に広まっています。実際のところ、スマホ利用者のうち半数近くがショッピングを経験しているという調査結果が出てきました。この調査では、特に20代の男女が目立っていることが明らかになりました。
スマホショッピングの経験談
調査によると、スマートフォンでの物品購入経験がある人は44.9%に達しています。その中でも、特に男性の20代は54.6%、女性の20代は54.2%となっており、若者層がこの市場の主要な担い手であることがわかります。
アプリ内課金とショッピング支出の相関
また、スマホショッピングの傾向は、アプリ内課金の頻度とも密接に関連しています。月に5回以上アプリ内課金を行うユーザーの53.8%が、スマホショッピングに月額1万円以上を使用していると回答。これは、頻繁にアプリ内で課金を行うほど、スマホショッピングの支出も増加するという明確な傾向を示しています。
逆に、月に1~2回しか課金しない人の場合、ショッピング支出はわずか25.7%に留まります。アプリ内課金が多いほど、ショッピング活動も活発になることが浮かび上がります。
PCとの相関関係
さらに興味深いのは、PCでの購入頻度とスマホショッピングの支出との関係です。調査の結果、月に5回以上PCを使用して物品を購入しているユーザーの33.9%が、スマホショッピングにおいても月1万円以上を使うと回答。しかし、PCでの月3~4回利用者の場合はその割合が20.9%に減少します。PCでの購入が多いほど、スマホでのショッピングでも大きな金額を動かす傾向が見受けられました。
人気商品ジャンル
スマホでのショッピングで最も人気があるジャンルは「本、雑誌、コミック」で、実に21.8%がこれを選んでいます。次いで「CD、DVD」が13.8%、そして「ファッション」が10.2%という結果です。性別で見ると、男性は「CD、DVD」を2位に挙げているのに対し、女性は「ファッション」で2位となっており、興味の対象がどういったものかを知る手がかりになります。
購入しなかった理由
一方で、スマホで購入しなかった理由として最も多いのは「フォームの入力が面倒くさかったから」で、28.5%の人がこれを挙げました。「商品画像が小さくて見にくかったから」が25.7%、続いて「セキュリティに抵抗があったから」が17.3%と続きます。特に、「セキュリティに抵抗があったから」という理由は、男性が12.5%であるのに対し、女性は22.4%と免疫が低く、ここには注意を要します。
調査の概要
この調査は2013年9月25日から9月25日の間に、Fastaskのモニターシステムを利用して10代から60代の男女1,000名を対象に行われました。調査項目にはスマートフォンの利用状況から、アプリ内課金、商品購入ジャンル、購入理由などさまざまな側面が含まれています。このデータを基に、今後のスマホショッピングの動向を予測していくことができます。
今やスマホショッピングは日常に浸透しており、その利用者層や購入傾向を理解することが、業界全体の趨勢をつかむ鍵になるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社ジャストシステム
- 住所
- 東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー
- 電話番号
-
03-5324-7900