「YAOKONTON」プロジェクト成果発表イベント
2025年1月31日、京都芸術大学エントランスホールで、八尾市の町工場とクリエイターたちが共創した新製品の成果発表&展示イベントが開催されます。このイベントは「YAOKONTON」というプロジェクトの一環で、八尾市の町工場が持つ技術を活かし、新しい製品を開発した結果を紹介します。
「YAOKONTON」は、2022年9月にスタートし、“ツクれないモノは無い”という理念のもと、さまざまなプロダクト開発に挑戦してきました。これまで参加した21社の町工場は、フライパンや麻雀牌、ぬいぐるみ用洗剤など、ユニークで斬新なアイテムを次々と世に送り出しています。
プロジェクトの背景と経緯
八尾市は古くからモノづくりの街として知られています。ここでは歯ブラシやフライパンといった日用品から、自動車や家電の部品まで、多種多様な製品が生産されています。しかし、下請け業務が主流であるため、これまでの製品開発の枠を超え、自社ブランドを育てる取り組みが求められていました。それに応える形で、「YAOKONTON」はデザインと技術を融合させる新たな試みをスタートさせました。
今回の展示内容
今回の展示では、プロジェクト期間中に生まれた新製品や試作品が一堂に会する機会です。特に注意が集まるのは、脳科学者の茂木健一郎氏やおもちゃクリエイターの高橋晋平氏が講評する成果発表会です。彼らは町工場に対して貴重な意見を提供し、今後のモノづくりに新たな視点をもたらします。
展示アイテムとしては、女性の鉄分不足を補うための味噌汁専用フライパンや、製造メーカーのこだわりが詰まった高額な麻雀牌、また洗濯に関する気づきを反映したぬいぐるみ用洗剤と絵本のセットなど、多岐にわたる製品が紹介されます。ただし、一部の新製品や試作品は展示されないため、来場者はその点に注意が必要です。
参加方法とロケーション
イベントは京都芸術大学のエントランスホールで行われ、入場は無料で予約も不要です。1月31日の午前10時から午後5時までの間、いつでも入退場が可能です。ただし、成果発表会は午後1時から始まるため、その時間に合わせての来場が奨励されます。
町工場のモノづくりを体感できる貴重な機会であり、クリエイターの発想に触れることのできる場として、ぜひご来場ください。