全国調理師学校生の技術競い合う「グルメピック」地区大会が開幕！

調理師学校生の技術の祭典「グルメピック」地区大会が開催

2023年10月11日から11月29日まで、全国各地で調理師学校生による「第41回調理師養成施設調理技術コンクール」、通称「グルメピック」の地区大会が開催されます。この大会は、調理師学校に通う約13,000人の学生が参加し、技術を競い合う重要なイベントです。

グルメピックとは？

「グルメピック」は1986年から続く伝統的な調理技術コンクールです。目的は、調理師学校生が学んだ技術を実践し、社会で活躍できる人材を育成すること。選手たちは日本・西洋・中国の料理部門からいずれかを選び、各校の代表として地区大会にエントリーします。地区大会を勝ち抜いた選手は、2026年に開催される全国大会への出場権を得ます。

各地区の選手は現役調理師からの厳しい審査を受ける中で、最高賞を狙い競技に挑む姿勢が求められます。

地区大会の詳細

開催期間と参加者

地区大会は10月11日から11月29日までの期間で実施され、全国の調理師学校266校から選ばれた卒業見込み者たちが出場します。各校からは選抜を経た選手がそれぞれの料理部門に参戦し、学校の名誉をかけた競争が繰り広げられます。1校からは各部門1名ずつ、最大3名が出場することができます。

競技内容と審査

競技では、基本課題に基づいた調理が求められ、その作品は実習担当の教員らによって審査されます。地元の特産品や、地域に根ざした料理などもテーマにされ、創意工夫が求められる場となります。

全国大会への道

地区大会で選ばれた選手たちは、2026年2月19日に武蔵野調理師専門学校で行われる全国大会に進出します。全国大会では、さらに高度な応用課題が出題され、部門ごとに設定された統一課題を調理し、実力を競います。審査基準も厳しく、各部門の優勝者には後援省庁からの大臣賞なども贈呈されます。

公益社団法人全国調理師養成施設協会

「グルメピック」を主催する公益社団法人全国調理師養成施設協会は、1973年に設立された団体です。現在は204校の調理師養成施設を会員に抱え、質の高い調理師の育成に貢献しています。また、調理技術教育に関する様々な事業を展開し、教育の場を提供しています。

グルメピックは、未来の料理人たちがその技術を磨き、成長するための大事な場であり、これからも続く歴史あるコンペティションなのです。参加者たちがどのような技を見せてくれるのか、期待が高まります。興味のある方は「グルメピック」の動画もYouTubeでチェックしてみてください。