刺しゅうアートフェスティバル2025の開催報告
2025年7月17日から21日までの5日間にわたり、西新宿のヒルトピアアートスクエアにて「刺しゅうアートフェスティバル2025」が開催されました。このイベントは、株式会社ブーケとシロイト株式会社の共催によるもので、「刺繍をアートとして広く伝える」ことを目的としています。
この初開催にもかかわらず、延べ2,000人以上の来場者があり、刺繍のプロから愛好家まで広範囲なクリエイターが集まって、熱気あふれる5日間が繰り広げられました。
充実した展示内容と反響
会場では、130点以上のコンテスト作品が展示されただけでなく、特別展示や販売、実演といった多彩なプログラムが用意されました。来場者からは、「新しい刺繍の世界を感じられた」といった好評の声が届きました。
展示されたコンテスト作品は、壁掛けと立体の作品を含む137作品で、さまざまなスタイルや技法が披露されました。また、特別審査員による作品も展示され、参加者にとって充実した内容となりました。
協賛企業に感謝
本イベントは、ディー・エム・シー株式会社(DMC)、日本ヴォーグ社、文化出版局など、多くの協賛企業や作家の協力により実現しました。彼らの支援があったからこそ、素晴らしい祭典を開催できたことを心より感謝申し上げます。
受賞作品の発表
会期中には、「来場者投票コンテスト」と「企業賞」が設けられ、来場者の直感と企業による専門的視点から、それぞれの受賞作品が選ばれました。最終的に28点が受賞し、その結果は公式サイトで公開されています。
特に、来場者によって選ばれたグランプリ作品「気球飛ぶ、光のカーテン」は大きな話題を呼びました。また、副賞として「或るタコのオートクチュール刺繍作家の日常」や「春の庭のアルファヴェットサンプラー」が獲得され、各賞にふさわしい得意作が評価されました。
来場者の声
展示された作品数はコンテスト作品と特別審査員作品を合わせて200点以上に及び、来場者数も2,000名を超えました。
出品者からは、「普段は一人で刺繍をしているので、他の作家とつながる良い機会になった」「実物を見て、作家の熱意を感じた」といった嬉しい声が寄せられ、このイベントが刺繍アートの輪を広げる大きなステップとなったことが分かります。
2026年に向けての展望
刺しゅうアートフェスティバルは2026年も開催が決定しました。次回は2026年7月16日から20日までの5日間を予定しています。出品者募集が2025年9月から始まり、さらなる魅力的な作品の展示を準備しています。
開催概要
- - 日時: 2026年7月16日(木)〜20日(月・祝)
- - 時間: 11:00〜17:00(17日のみ18:00まで延長)
- - 会場: ヒルトピアアートスクエア(ヒルトン東京地下1階)
- - 入場料: 無料
多くの作家、企業、来場者が交流できる国際的な刺繍イベントを目指し、さらに発展していけるよう努めてまいります。メディア関係者の方々にもぜひ取材していただき、刺繍文化の魅力を広めていきたいと考えています。