フィリピンの味を堪能！JAJA BARでの特別フェア開催

フィリピンの味覚を楽しむ特別フェア「A TASTE OF THE PHILIPPINES AT JAJA BAR」

フィリピン観光省大阪事務所が主催する特別なイベント「A TASTE OF THE PHILIPPINES AT JAJA BAR」が、2025年12月5日から19日までCanopy by Hilton Osaka Umeda内のJAJA BARで開催されます。このイベントでは、フィリピンを象徴する料理の数々を紹介し、その背後にある歴史や文化を探ります。アドボ（Adobo）、ルンピア・ビノンド（Lumpiang Binondo）、レチョン・サンドイッチ（Lechon Sandwich）の3つを通じて、フィリピンの食文化を深く理解できる機会を提供します。

アドボ—フィリピンの歴史が込められた家庭料理

アドボは酢、醤油、にんにく、香辛料を使い、肉を煮込んだ料理で、フィリピンの伝統的な家庭料理です。この料理の起源はスペイン統治以前にさかのぼり、過去400年以上にわたるフィリピンの食文化の象徴とされています。高温多湿な気候では食材が傷みやすいため、保存性を高めるための知恵として酢で煮込む方法が早くから利用されてきました。スペイン人がこの調理法に出会ったのは16世紀、彼らの言葉で「adobar（漬ける）」と似たことから、アドボという名がつきました。17世紀にはアドボは「国民食」として広まり、今では家庭ごとにレシピが存在し、人々の愛を受けています。

ルンピア—フィリピン文化のハイブリッドを感じる一品

ルンピアは、中国からフィリピンへ移住した人々がもたらした春巻き文化にフィリピンの要素が加わり、独自の進化を遂げた料理です。「Binondo」という名前は、マニラに位置する世界最古の中華街から来ており、当地の文化的影響を色濃く反映しています。外はパリッと揚げられ、中は肉と野菜の風味が満載のルンピアは、祝い事に欠かせない料理として、今やフィリピンのパーティーでは定番となっています。

レチョン—伝統料理が現代風にアレンジ

レチョンは、乳飲み豚の丸焼きとして知られ、フィリピンの祝祭や結婚式の場には必ず用意される伝統料理です。丸ごとの豚を香味野菜と共に炭火で時間をかけて焼き上げるこの料理は、外はパリッと、中はジューシーな肉が楽しめるのが特徴です。最近では、この伝統的なレチョンがサンドイッチとして新たな形で提供されることが増えました。本フェアで提供するレチョンサンドは、レチョンの旨味を生かしつつ、JAJA BARのこだわりが融合した一品となっています。

フィリピン料理が持つ豊かな物語に触れて

フィリピン料理には、その背後に歴史、文化、そして人々の営みが凝縮されています。アドボ、ルンピア、レチョンは、フィリピン人にとって大切な「記憶の味」であり、祝祭や家族、地域とのつながりを象徴します。「A TASTE OF THE PHILIPPINES AT JAJA BAR」を通じて、フィリピンの文化を料理を通して感じていただけることを心より願っています。