空き家活用『BIBLIO SPACEプロジェクト』始動
横浜市旭区にて、空き家を“本のある自由な交流空間”に再生する新たな試みが始まります。このプロジェクトは、株式会社アイバリューによって展開され、2026年3月に開設される予定です。プロジェクト名は『BIBLIO SPACE(ビブリオスペース)プロジェクト』。空き家という資源を活用し、地域の住民が自由に交流できる場所を創造します。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、2024年11月に横浜国立大学で開催された「空き家活用アイデアコンテスト」において、最優秀賞を獲得した学生チームの企画から生まれました。学生たちは、地域における人と人、本と本のつながりを創出することをテーマに、「まちの本棚」としての空き家の再生を提案しました。
アイバリューはこの素晴らしいアイデアを実現させようと、横浜市旭区内で空き家のオーナーを現在募集しています。どのような形態の空き家(戸建てや店舗、団地など)でも構いません。重要なのは、その空き家が地域とのつながりを持てる安全な場所であることです。
どんな空き家が求められているのか
本プロジェクトが必要としている空き家は、構造や築年数には特に制限がありません。ただし、安全性や地域コミュニティとの接続性が重視されます。加えて、改修や活用にかかる費用は、すべて株式会社アイバリューが負担します。これにより、オーナーの負担を軽減し、地域価値を高めることができます。
地域住民同士の交流の場
『BIBLIO SPACE』は単なる読書スペースではありません。近隣の子供たちが気軽に本を読み、高齢者の方々が気軽に集って語らう場、学生たちが勉強や活動に使うスペースとなります。孤立を防ぐ“ゆるやかな居場所”としての役割も果たし、地域がより豊かになることを目指します。
空き家オーナーへの呼びかけ
もしあなたの空き家が「負動産になっている」「大切な思い出が詰まっているが、眠らせておくにはもったいない」と感じているのであれば、このプロジェクトに参加することをお勧めします。地域に開かれた空間を一緒に創り、住民の絆を強める取り組みに貢献できます。まずはお気軽にご相談を。適切なマッチングを通して、あなたの空き家が新たな価値を生み出すことができるでしょう。
横浜市旭区の将来を見据えて
旭区は自然に恵まれた地域で、都市機能との調和が取れています。2027年には国際園芸博覧会が開催されることが決定しており、今後新たな観光地が誕生する予定です。これにより、より多くの人々が訪れ、地域が活気づくことが期待されています。旭区の名所であるよこはま動物園ズーラシアや横浜こども自然公園を訪れる観光客が増える中、地域の空き家を活かすこのプロジェクトが、さらに魅力的な街づくりに寄与することでしょう。
お問い合わせ
ご興味のある空き家オーナー様は、ぜひ以下の問い合わせ先までご連絡ください。
- - 専用お問い合わせフォーム: こちら
- - 電話: 045-900-5103
- - FAX: 045-900-5135
この『BIBLIO SPACEプロジェクト』を通じて、地域の資源を生かした新たな試みが、地域住民の交流を深め、住みやすい街を形成する一助となることを願っています。