スタートアップ支援プログラム「IPAS」の概要
スタートアップ企業にとって、創造的なアイデアや技術を基盤とした事業の成長は重要です。そして、その成長には
知的財産(知財)の戦略的保護と活用が不可欠です。今年度から、INPIT(独立行政法人 工業所有権情報・研修館)が運営を行う「スタートアップ向け知財アクセラレーション事業(IPAS)」は、知財戦略の構築に取り組むスタートアップを支援します。
知財戦略プロデューサーによる支援
IPASでは、知財の専門家とビジネスの専門家からなる「知財戦略プロデューサー」のメンタリングチームが設けられています。これにより、スタートアップは自社に最適な知財戦略を構築するための支援を受けることができます。メンタリングは約5ヶ月の期間において、10回程度実施される予定です。
サポート内容
- - 特定の課題に応じた専門的なサポートを受けられる
- - 事業戦略に基づいた知財戦略の構築支援
- - Demo Day に登壇する機会や成果事例集への掲載を通じて、企業の認知度向上
応募期間と支援の流れ
IPASへの応募は通年受け付けていますが、支援を受けるタイミングは応募期間によって異なります。具体的な応募締切は2024年11月5日ですので、計画的に応募することが重要です。なお、状況によってスケジュールは変更される場合がありますので、予めご了承ください。
応募方法と説明会の実施
応募にあたり、詳細な情報はIPASの公式サイトで確認できます。応募書類は公式サイトから取得できるため、必要情報を記入の上、指定の方法で提出する必要があります。また、オンラインでの公募説明会が2024年10月8日に開催されるので、参加を希望する方は事前に申し込んでください。今回は、Microsoft Teamsを利用したオンライン配信です。申込は、2024年10月7日まで受け付けています。
成果事例集と過去の支援
特許庁は、IPASの過去の成果をまとめた「IPAS2023 成果事例集」を公開しています。これにより、どのような支援が行われたのかや、先輩スタートアップの成功事例を参照することができます。これから応募を考える方は、ぜひ参考にしてみてください。過去6年間の取り組みがどう活かされたのかを知る良い機会です。
スタートアップ向けの知財相談窓口
INPITでは「スタートアップ知財支援窓口」も設けています。この窓口では、スタートアップ企業向けに知財に関する相談が常時受け付けられています。スムーズに知財面の相談を行いたい方は、こちらの窓口を活用して専門スタッフからアドバイスを受けられます。例えば、資金調達のための知財戦略の相談やビジネスプランに必要な知財の考え方についてのアドバイスが可能です。
お問い合わせ情報
応募やプログラムに関する質問はIPAS事務局まで直接問い合わせ可能です。平日間に受付しているので、必要に応じて連絡を取りましょう。
IPASを利用することで、スタートアップの成長を加速する糧としてください。知財の戦略的活用が、事業の成功へつながる大きな一歩です。詳細情報は公式ウェブサイトをぜひご覧ください。