スタートアップコネクトがセカンダリー株式引受を開始
株式会社スタートアップコネクト(以下、スタコネ)は、未上場のスタートアップ企業に対する新しい投資の手段として、「スタコネファンド」でのセカンダリー株式の引受を始めることを発表しました。この動きは、スタートアップへの投資が増加している中で、流動性リスクへの対応としても注目されています。
未上場株式投資の現状
近年、未上場スタートアップ企業への投資が活発化し、多くのエンジェル投資家や個人投資家が関与しています。しかし、株式の保有期間が長くなることから、資金の再投資やポートフォリオの柔軟性が求められるようになってきました。特に、経済産業省が発行した「スタートアップ・ファイナンス研究会」の報告書でも、未上場株式における流動性リスクが指摘されています。
このような背景から、プライマリーの新規発行だけでなく、セカンダリー株式への関心が高まっています。これにより、投資家は資金の流動性を確保しつつ、スタートアップとの関係を深めることができます。
スタコネファンドの説明
「スタコネファンド」は、外部の出資を受けずに、スタコネ自身の資金を元に行う投資の呼称です。対象となるのは、過去にスタコネが信頼関係を築いてきたスタートアップ企業であり、各案件の投資はスタコネの戦略に基づいて判断されます。また、全ての投資活動は短期取引ではなく、企業との持続的な関係に基づきます。
セカンダリー株式の取得方針
スタコネはこれまでプライマリー出資を中心に活動してきましたが、今回新たにセカンダリー株式の取得にも対応しました。このセカンダリー株式は、エンジェル投資家や創業メンバーが保有するものを想定しています。この取り組みにより、スタコネはスタートアップ企業との関与をさらに広げ、企業の成長フェーズに応じた柔軟な資金アプローチを実現します。
実績と今後の方針
スタコネは、これまでに20社以上の出資を実行しており、信頼関係を築きながら投資活動を展開しています。新たにセカンダリー株式への対応を開始することで、スタコネはより多様な資本支援を行える体制を整えます。今後も企業との関係を築く中で、プライマリー・セカンダリーの両面から投資を通じてスタートアップエコシステムの発展に貢献していきます。
会社情報
- - 会社名: 株式会社スタートアップコネクト
- - 所在地: 東京都港区西新橋一丁目18番6号 クロスオフィス内幸町6F
- - 代表者: 寺岡 大介
- - 設立: 2022年11月
- - 資本金: 6,696万円
- - 事業内容: 成長性の高いスタートアップと支援者をつなげるプラットフォーム「スタコネ」の運営
詳細情報は
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