専門職向けオンライン講座「小児期の吃音における初回面談の重要性」
言語聴覚士にとって、吃音に関わる初回面談は非常に重要なステップです。しかし、その具体的な進め方に関するノウハウを学ぶ機会は限られています。そこで、2024年11月29日(金)に開催されるオンライン講座「小児期の吃音における初回面談の重要性」では、経験豊富な言語聴覚士である田宮久史先生が講師を務め、吃音の初回相談をどのように進めるべきかを具体的に教えてくれます。
講座の概要
この講座は、主に吃音の臨床に関与する言語聴覚士や、ことばの教室の専門職を対象としています。チューリップの時期には多くの子どもたちが言葉を話し始めますが、その中で吃音に悩む子どもも少なくありません。講座では、初回面談における問診や評価のポイント、保護者への伝え方、そして吃音に関する臨床を行いたいと考えている新しい専門家へのメッセージが含まれています。
言語聴覚士田宮久史先生の経歴
講師を務める田宮久史先生は、日本吃音・流暢性障害学会の研修・講習会委員をつとめるなど、吃音に対する理解と関心が深いプロフェッショナルです。現場では成人と小児を対象に言語聴覚療法を行い、吃音に関する講演や地域活動にも積極的に取り組んでいます。先生は、実習生の指導にも豊富な経験があり、学生や若手の言語聴覚士たちに信頼されている存在です。
初回面談の意義
田宮先生は初回面談の重要性について次のように説明しています。「初回面談は、吃音に悩む子どもとそのご家族にとって、私たち専門職の印象が決まる大切な瞬間です。「ここに来てよかった」と思ってもらえるようなコミュニケーションが求められます。」また、講座では、実際に保護者から寄せられた悩みの声を交えながら、初回面談でどう対応するべきかのヒントを提供します。
吃音の基本知識
吃音は幼いころに見られる言語の流暢性の障害であり、たとえば「ありがとう」という言葉が言いづらくなる現象を指します。発症の多い年齢は2~4歳で、世界ではおおよそ100人に5人の子どもがこの問題で悩むとされています。初回面談では、この基本的な理解を持ちながら、どのように適切に対応していくかが求められます。
参加方法
本講座はオンラインで行われ、誰でも参加可能です。また、成人の吃音に関する内容にも応用可能なため、興味を持っている方はぜひご参加ください。お申し込みは、以下のリンクから行うことができます:
Peatixでお申し込み
団体概要
この講座を開催することばサポートネットは、言語や発音に悩む方々に寄り添う組織です。個別相談や支援活動を通じて、多くの人々に言語支援を行っています。
まとめ
吃音に関する理解を深め、初回面談を通じて患者と親に安心感を与えることが、今後の言語聴覚士の大きな役割となります。田宮先生の講座を通じて、新たな知識を吸収し、実践に生かしていきましょう。