小学生と歯の健康
2015-06-04 20:51:46
日本とアジアの小学生が参加した歯の健康イベントの成果とは
第72回学童歯みがき大会の成功
今年、77,100名もの小学生が参加した「第72回学童歯みがき大会」がオンラインで開催されました。このイベントは、日本だけでなく韓国、中国、香港、フィリピン、ベトナム、タイ、シンガポールなどアジア各国からも参加校が集まり、合計1,302校が一堂に会しました。参加者たちは、楽しいクイズや工夫を凝らしたアクティビティを通じて、歯と口の健康について学びました。
イベントのテーマと内容
大会のテーマは「見つけよう!4つのサイン。自分で作るぞ元気な歯ぐき」と題し、明海大学の安井利一学長監修のもと、歯ぐきの重要性を伝える内容が展開されました。特に、参加した児童にとって日常生活では見落としがちな「歯ぐき」に着目し、その役割を理解することが目的とされました。
楽しみながら学ぶアプローチ
イベントでは、オリジナルのうちわを使ったクイズや3Dコンピュータグラフィックスを用いた解説が盛り込まれ、児童たちの興味を引く工夫がなされました。今年から新たに導入されたバーチャルスタジオ方式による配信により、より多様な表現が可能となり、知識の定着が図られました。さらに、実習内容としてハブラシだけでなくデンタルフロスの使い方も学ぶことができ、より実践的な健康行動の重要性が伝えられました。
健康教育の意義
ライオン歯科衛生研究所の口腔保健部長、稲葉卓氏のコメントによれば、「今回の大会を通して小学生たちが日常的に忘れがちな歯ぐきの健康について学びました。歯みがきを通じて自分の健康を守る意識を高めることができたのではないか」とのことです。参加した児童たちは、歯肉炎のサインを理解し、具体的なケア方法を学ぶことで、自分の健康を積極的に守る姿勢を育んでいます。
グローバルな影響
インターネットを通じてつながったこの大会は、文化や言語を超えた国際的な教育の場となりました。口腔衛生教育は、参加した各国において共通の課題であり、イベントは年々その規模と意義を増しています。こうした取り組みが子どもたちの健全な成長に寄与することは間違いありません。「第72回学童歯みがき大会」は、今後も国際社会における健康教育の一端を担い続けることでしょう。
参加者の声
大会に参加した児童たちは、「楽しく学ぶことができて、友達と一緒に歯の健康について考える良い機会だった」と語っています。さらに、彼らは自宅でも習った内容を実践し、健康な歯と歯ぐきを保つために努力する意義を感じている様子でした。こうして、未来の健康を支える子どもたちが育てられていくことを期待しましょう。
会社情報
- 会社名
-
ライオン株式会社
- 住所
- 東京都墨田区本所1-3-7
- 電話番号
-
03-3621-6211