アステラ、漏水発見1万件突破
2025-10-14 16:16:22
アステラ、衛星漏水調査の採用件数が200件を突破し、漏水発見が1万件に達する
ジャパン・トゥエンティワン株式会社(J21)は、衛星画像とAIを駆使した画期的な漏水調査技術を提供するアステラ社(イスラエル)が、国内での導入件数を200件に達し、漏水発見数が1万件を超えたことを発表しました。この成果は、近年の水道インフラの老朽化や需要に応えるために、同社の先進的な技術の重要性を示しています。
アステラの漏水検知技術は、2020年に愛知県豊田市で初めて採用され、以来僅か5年の間に急速に普及しました。このシステムは、従来の手法では見逃されがちな地下の漏水を可視化することで、持続可能な水資源管理に貢献しています。衛星データに基づいて、漏水可能性の高いエリアを特定し、近隣の水道事業体に効率的な調査手法を提供しています。
具体的には、アステラの技術は、衛星が捉えた情報をもとに漏水リスクが高い半径100メートルの地点を示すPOI(漏水可能性エリア)を生成します。これにより、水道事業者は従来必要だった広範囲の聴音調査を絞り込むことが可能になり、効率的な漏水発見が実現されています。また、このアプローチは市町村単位での共同発注や、都道府県単位での導入にも適応されるなど、急速に拡大しています。
アステラの技術により、これまで発見が難しいエリアの漏水を迅速に特定でき、調査のコストも削減されます。研究によると、全管路のうち約10分の1の範囲での調査で済むため、現場にかかる負担が大幅に軽減されます。実際、国内での漏水発見が1万件を超え、全世界では17万件以上のデータが確認されているとのことです。これらのデータは、AIのさらなる学習へと役立ち、将来的には検知精度の更なる向上が期待されています。
アステラの前身は2013年に設立されたユーティリス社で、現在は衛星画像解析技術を利用した水道管の漏水検知システムを提供しています。アステラブランドとしてのサービスは2016年開始以来、既に65カ国以上で展開され、今では2,000件以上のプロジェクトに採用されている実績を有しています。成長を続けるアステラは、世界中の水道インフラの維持管理と更新に貢献し続けており、その革新的な技術は大量の水資源の節約にも繋がっています。
ジャパン・トゥエンティワン株式会社は、1992年に創業以来、ハイテク企業の技術を日本市場に導入することに力を注いでおり、アステラの技術もその一環として注力されています。彼らのビジョンは、常に最前線の技術を提供し続けることです。水道DXを推進する中で、今後もJ21はアステラを通じて多くの水道事業体の課題解決に寄与し、さらなる成長を目指していくでしょう。
会社情報
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ジャパン・トゥエンティワン株式会社
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