大阪府東大阪市に新たなロースタリー「BYSN HIGASHIOSAKA ROASTERY」を開設
大阪府東大阪市に、株式会社スタートラインが運営する障害者雇用支援サービス「BYSN HIGASHIOSAKA ROASTERY」が新たにオープンしました。こちらの施設は、同社にとって8拠点目となるロースタリー型の支援施設であり、約70名の障害者を雇用することを目指しています。これにより、社会全体で「誰もが自分らしく生きる」ことを応援する姿勢がさらに強化されます。
新施設の概要
「BYSN HIGASHIOSAKA ROASTERY」は、2025年6月2日(月)にその扉を開きます。施設の所在地は、〒578-0921 大阪府東大阪市水走 3-14-4で、最寄り駅は近鉄けいはんな線の吉田駅と新石切駅から徒歩13分の距離にあります。今後、運営には障害者約70名と管理者約20名、合計約90名が関わる予定です。
BYSNの役割と魅力
BYSNは単なる障害者雇用の場ではなく、コーヒーの焙煎業務を通じて、障害者のスキルアップと自立を支援する重要な役割を果たしています。ここで働く利用者たちは、プロ仕様の焙煎機を使って高品質なコーヒー豆を製造します。その完成した豆からは、企業オリジナルのドリップパックなどの製品が開発され、多様な場面でのコミュニケーション活性化に貢献しています。
また、BYSNでは、コーヒーマイスターなどの資格取得をサポートする取り組みを通じて、個々の成長にも寄与しています。さらに障害者雇用に関心を持つ求職者に向けた業務体験会やオンライン説明会も随時実施しており、多くの人に参加を呼びかけています。
社会貢献と企業理念
株式会社スタートラインは、2009年の創業以来、障害者雇用の推進に尽力してきました。「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」という企業理念のもと、ABA(応用行動分析)やCBS(文脈的行動科学)、第三世代の認知行動療法に基づく専門的な支援を行い、障害者の「採用」と「定着」に重点を置いています。
同社は、障害者雇用支援サービスとしてサポート付きサテライトオフィス「INCLU」を運営し、屋内農園型の支援サービス「IBUKI」など、様々なサービスメニューを提供しています。これを通じて、障害者を含む多様な人々に選択肢を広げ、可能性を拡張する社会の実現を目指しています。
未来へ向けた取り組み
「BYSN HIGASHIOSAKA ROASTERY」の開設により、地域内での障害者雇用の場が増え、コミュニティ全体がより豊かになることが期待されます。今後もスタートラインは、障害者雇用の新たな「場」を創出し、社会全体の理解を深めていくことを目指します。
「自分らしく生きる社会」を実現するための取り組みとして、障害者が自らの能力を発揮し、誇りを持って働ける環境づくりを進めていくことで、誰もが共にささえ合い、豊かな暮らしを築ける社会の創造へとつながります。