AI廃棄物選別ロボット
2024-08-01 10:45:11

国内最大級の合材工場にAI廃棄物選別ロボットが導入される

株式会社FUJI(代表取締役社長:五十棲丈二)は、AIを搭載した廃棄物選別ロボット「R-PLUS」を、国内最大級の合材工場である大成ロテックの東京青海合材工場に導入することを発表しました。このプロジェクトは、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)が提供するSDGsリース『みらい2030®』のサポートを受けており、2024年11月から稼働を開始する予定です。

開発の背景


現代社会では、道路や建物の改修、解体作業に伴い発生する廃材のリサイクルが不可欠です。しかし、その過程で生じる選別作業は、手作業に依存しているため、多くの課題に直面しています。特に、作業環境が過酷であり、不純物を手作業で除去する際に生じる粉塵や騒音の問題が懸念されています。このような労働力不足や安全性の観点から、株式会社FUJIはAI技術と自社のロボット技術を融合させ、廃棄物選別の自動化を実現する「R-PLUS」を開発しました。

大成ロテックも、産業廃棄物の中間処理における豊富な経験をもとに、効果的な選別技術の指導を行い、RO-PLUSの開発に協力しました。これにより、業務の効率化が期待され、持続可能社会の構築に貢献することが目指されています。

R-PLUSの特徴


新たに導入される「R-PLUS」は、AI技術を駆使してがれき類に混入した不純物を高精度に検出し、自動的に除去します。人間と同等以上の選別スピードを実現し、作業の生産性や品質を保ちながら、人員削減を可能にします。また、このロボットは既存のベルトコンベアに簡単に取り付けることができ、傾斜角にも柔軟に対応します。

さらに、オプションとしてクラウドを用いたリモート管理システムを導入予定で、トラブルが発生した際も迅速に対応できる体制が整えられています。

各社の取り組み


株式会社FUJIは1959年に設立以来、ロボティクスと自動化技術を駆使した製品の開発に尽力してきました。企業の理念である「人々の心豊かな暮らしのために驚きと感動を」を体現するべく、様々な分野へのロボット導入を進めています。

一方、大成ロテックは持続可能な社会を目指し、不純物の選別における省力化と安全性向上に努めています。さらに、持続可能な事業モデルの構築を視野に入れ、産業廃棄物中間処理のDX化を推進しています。

また、三井住友ファイナンス&リースは、経営方針の一環としてSDGsへの取り組みを強化しており、社会課題の解決をテーマにさまざまなサービスを展開しています。

まとめ


今後、R-PLUSの導入により、廃棄物選別の自動化が進むことで、より効率的で安全なリサイクル業務の実現が期待されます。この取り組みは、循環型社会と持続可能な未来へ向けた重要な一歩と言えるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社FUJI
住所
愛知県知立市山町茶碓山19番地
電話番号
0566-81-2111

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