シングルモルト三郎丸シリーズ最新作「三郎丸Ⅵ THE LOVERS」
富山県砺波市にある若鶴酒造株式会社が、新たなシングルモルト蒸留酒「三郎丸Ⅵ THE LOVERS」を2025年6月26日に発売する。この製品は、2020年に販売が開始された三郎丸シリーズの第七弾で、前作「三郎丸Ⅴ THE HIEROPHANT」に続くものだ。
「三郎丸Ⅵ THE LOVERS」のコンセプト
「三郎丸Ⅵ」には、互いに響き合う魂というテーマが込められており、愛の象徴としてピートを取り入れた。このウイスキーは、2025年のウイスキー造りにおける新しい挑戦として、陸のハイランドピートと海のアイラピートを融合させている。
2020年と2021年に蒸留された原酒が、異なる個性を放ちながらも、ひとつの物語として結びつく。その結果、ユニークで複雑なフレーバーが生まれ、ピート愛好者にとっては見逃せない一杯となるだろう。
商品詳細
- - 商品名: シングルモルト 「三郎丸Ⅵ THE LOVERS」
- - アルコール分: 48%
- - 容量: 700ml
- - 蒸留年: 2020年/2021年
- - 原材料: モルト (アイラピーテッド、ハイランドピーテッド)
- - 希望小売価格: 15,000円 (税込 16,500円)
- - ボトリング本数: 9,500本
さらに、カスクストレングス版も併せて発売され、こちらは59%のアルコール分を持ち、価格は22,000円 (税込 24,200円)になる。同製品は、多くのウイスキー愛好家にとって特別な選択肢となるだろう。
デザインとアート
製品のラベルデザインは、タロットカードの「恋人(THE LOVERS)」をモチーフにしたもので、切り絵作家の加野由希絵氏による作品が採用されている。このデザインには調和や結びつき、好奇心を象徴する要素が盛り込まれており、視覚でも楽しませてくれる。
限定販売について
この商品の購入方法は、若鶴酒造のオンラインショップ「私と、ALC.」で会員限定の抽選販売となっている。通常版とカスクストレングス版のセットが抽選で販売され、申し込みは2025年6月26日12:00から7月2日23:59まで受け付けられる。興味のある方は、事前の会員登録が必要だ。
歴史と伝統
若鶴酒造は1862年に創業し、1952年からウイスキーの製造を開始した。北陸最古のウイスキー蒸留所である三郎丸蒸留所は、現在もその伝統を受け継ぎながら革新に挑戦し続けている。特に2019年には世界初の鋳造製蒸留器「ZEMON」を発明し、富山の地材を使ったウイスキー造りを実現した。
富山県独自の素材と技術を最大限に活用し、世界に誇れるウイスキーを届けることが若鶴酒造の使命なのだ。
まとめ
「三郎丸Ⅵ THE LOVERS」は、ウイスキー愛好者にとって新たな発見と驚きを提供する一杯。この機会にぜひ、異なる個性のピートが生み出す調和を楽しんでもらいたい。昨今のウイスキーブームの中で、ますます注目を集める三郎丸シリーズの最新作を試してみてはいかがだろうか。