法人口座審査の新指標
2025-12-05 15:21:53

法人口座審査の新たな可能性を探るホワイトペーパー公開

法人口座審査の新たな可能性を探るホワイトペーパー



2025年12月5日、シンプルフォーム株式会社(東京都目黒区、代表取締役CEO 田代 翔太)は、法人口座の入口審査と途上モニタリングの断絶を解消することを目的としたホワイトペーパー『入口と途上の断絶を超えて―法人口座における共通言語としての指標』を公開しました。本書は、特に金利上昇に伴う口座獲得競争が激化する昨今、金融犯罪の巧妙化に対応すべく、法人口座審査の整合性を高めることを目指しています。

現状の課題と目的



近年、金融機関は入口での通過率最大化と、途上でのリスク排除という二つの相反する課題に直面しています。これによって、営業、審査、リスク管理など各部門の求める方向性が一致せず、意思決定の一貫性が欠如しています。ホワイトペーパーでは、この課題を体系的に整理し、どうすれば両者を結び付けられるかを考察しています。

具体的に、本書では銀行がすでに持っている「通過率」と「途上排除率」という基礎的な二つの指標を活用し、これらの指標を四象限にマッピング。それにより、サンプルデータに基づいた背景の変化を共通言語として説明できるフレームワークを構築しました。

新たな指標の提示



本書が提案するのは、入口審査と途上管理の一貫性を保つための新たな視点です。四象限のマッピングにより、通過率が高いにもかかわらずリスクが残る状況や、リスクが排除された後での通過率の変動といった、二つの観点からの分析が可能になります。そして、この分析結果を基に、時間ごとの変動を捉え、補助指標を加えることで、より精緻なリスク分析が行えるようになります。

読者に向けたメッセージ



本書は、銀行経営層から実際の業務を担う審査やモニタリング担当者まで、広い範囲の読者に向けて部門を超えた意思決定のための実務的な視点を提供します。特定の指標を正解とするのではなく、各行の戦略やリスク許容度に応じた柔軟さを持つことの重要性が強調されています。

前作『公平なる審査を求めて』では理念や原則が整理されたのに対し、今回のホワイトペーパーは、その理念を実務へと落とし込むための構造と共通言語を提供することを重視しています。

課題解決への貢献



『入口と途上の断絶を超えて』というホワイトペーパーを通し、金融機関は入口と途上の分断に悩む問題を解決し、部門間での合意形成を強化する手助けとなるフレームワークを手に入れることができます。シンプルフォームは、金融機関が不正排除と機会供与を両立させることに注力し、より健全な法人を社会に送り出すための支援を継続していく所存です。

書誌情報



  • - タイトル: 入口と途上の断絶を超えて―法人口座における共通言語としての指標
  • - 執筆者: シンプルフォーム株式会社新規事業室シニアマネージャー 佐藤航世
  • - 発行日: 2025年12月5日

シンプルフォームは、金融サービスの新しい形を模索し続けています。業界の変革を促進するために、このホワイトペーパーを一つの情報源として、ぜひご覧ください。詳しくはこちらからご覧頂けます。


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会社情報

会社名
シンプルフォーム株式会社
住所
東京都目黒区大橋1-5-1クロスエアタワー8階
電話番号
03-6427-0461

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