ヤオコーの新展開
2025-06-09 11:30:22

ヤオコーがAWSクラウドにNew Relicを導入し業務効率を向上

ヤオコーがNew Relicを導入



株式会社ヤオコーは、2023年に創業135周年を迎え、埼玉県を中心にスーパーマーケットを展開する企業です。その中で、社内インフラを支える全てのAWSクラウド基盤に、オブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を導入したことを発表しました。この新たな取り組みは、店舗の業務効率化や顧客サービスの向上を目的としています。

ヤオコーは、36期連続での増収増益を達成するなど、業界内で高い成長を誇ります。その背景にあるのは、積極的なデジタルトランスフォーメーション(DX)であり、これまでにもAIを活用した自動発注システムの導入など先進的な取り組みを行ってきました。しかし、クラウド化の進展と内製化が進む中で、各システムの監視ツールが増加し、統合管理が課題に。顧客体験を重視し、エンドツーエンドでの観測が求められる中、New Relicが解決策として浮上しました。

New Relicの導入で実現する可観測性



New Relicは、監視ツールの統合とユーザー体験を起点としたエンドツーエンドの観測を提供します。ヤオコーではこの機能を活かし、社内のAWSクラウド基盤にまず導入しました。これにより、システムの状態をリアルタイムで可視化し、問題発生時の迅速な原因特定や対応が可能になります。

具体的には、社内関係者がシステムの状況を一目で確認できるダッシュボードの構築が進行中です。これにより、店舗運営業務の生産性向上が期待されています。さらに、将来的には各店舗の従業員が日常的に使用する受発注システムや在庫管理システムのモニタリングも進める計画です。

今後の展望と経営への貢献



このNew Relicの導入は、単なる監視ツールの統合に留まらず、ヤオコーの店舗事業をより強化する一手となります。各店舗内でのエラーや問題を事前に把握し、迅速に対応できる体制を整えるとともに、他店舗への影響を明確に特定できるシステムが期待されています。

ヤオコー デジタル統括部の小笠原氏は、「このシステムの導入により、監視ツールの統合が進むことで、システム全体の可視化が実現し、早期の障害発見が可能になる」と語ります。また、飯久保氏は、「全体監視や予兆の可視化は重要であり、New Relicがそれを可能にする」と期待を寄せています。

まとめ



ヤオコーの取り組みは、顧客サービスの質向上や店舗の業務効率化に寄与し、今後の成長にも大きく影響することが予想されます。オブザーバビリティプラットフォームの活用により、安定したシステム基盤が整うことで、より良い顧客体験を実現するための強力な支えになります。デジタルビジネスにおける競争が激化する中、ヤオコーは適応力を持った企業としてさらなる成長を見込んでいます。


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会社情報

会社名
New Relic株式会社
住所
東京都中央区八重洲2丁目2番1号東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー7階
電話番号
03-4577-9065

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