AIセファロ分析の革新
2025-12-09 13:22:37

AIセファロ分析が革命!自動重ね合わせ機能で業務効率化を実現

AIによる矯正歯科の未来を切り開く



2025年12月、東京都千代田区に拠点を置くDental Brain株式会社が、クラウド型AIセファロ分析システム「DIP Ceph」に新機能「DIP Magic Compare™」を正式に導入しました。この革新的な機能は、矯正歯科の分析を完全に自動化し、業務の効率化を実現すると共に、治療評価の一貫性を高めることを目的としています。

DIP Magic Compare™の特徴とは?


「DIP Magic Compare™」の最大の特徴は、AIが頭蓋底などの安定した解剖学的構造を自動的に認識し、従来ならば専門医が2〜3時間をかけて行っていた重ね合わせ作業を20〜30秒で完了できるという点です。この技術により、矯正歯科分野における術者依存性や作業負荷、再現性の問題が根本から解決されます。

1. 解剖学的構造群のAI認識


DIP Magic Compare™は、American Board of Orthodontics(ABO)が推奨する解剖学的構造を基準にした重ね合わせ法を厳守しています。この独自のアルゴリズムにより、ランドマークに頼らずに解剖学的構造を直接判定できるため、従来必要であった術者による確認や修正の負担が大幅に減少します。これにより、誰でも簡単に高精度な分析が可能になるのです。

2. 治療効果の定量化と可視化


AIは、セファロデータから骨格や歯列、軟組織の変化をミリ単位で自動計測し、ヒートマップやオーバーレイ画像を用いて治療効果を直感的に把握できるようにします。これにより、診断や患者への説明が一層明確になり、治療評価の精度向上にも繋がります。

3. 症例タイプに応じた最適化


AIは成人、小児、外科矯正といった症例タイプを自動認識し、それに応じた解析を行います。成長や治療による形態的な変化を識別し、より信頼性の高い分析を提供します。

大きな臨床的メリット


DIP Magic Compare™の導入により、年間150〜1,000時間以上の作業負担を軽減し、医師は臨床判断にリソースを集中できます。また、患者への説明が一貫し、納得感を向上させる効果も期待されています。さらに、解剖学的構造に基づくAI分析により、術者間のばらつきが減少し、若手医師の教育にも役立ちます。

今後の展望


Dental Brainは「DIP Magic Compare™」を通じて、世界中で年間5,000万枚のセファロ画像が撮影される中、治療前後の時系列データを体系的に蓄積できる基盤を整えました。このデータは、矯正治療の結果予測や成長予測AIの更なる発展に繋がるでしょう。さらに、セファロに加えてパノラマX線画像やCBCTなどの多様なデータを統合した“マルチモーダルAI”の開発も進行中です。この新たなプラットフォームにより、矯正歯科だけでなく形成外科や美容医療、呼吸機能評価などにも活用が期待されます。見える化を推進し、グローバルな貢献を目指していくDental Brainの挑戦は、これからも注目です。

会社概要


Dental Brain株式会社は、2023年に設立され、AIを駆使した歯科・矯正歯科の革新を目指す企業です。代表取締役の綿引淳一博士の臨床知見と高度な技術力を融合させ、医療のデジタルトランスフォーメーションを進めています。


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会社情報

会社名
Dental Brain株式会社
住所
東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル1F SPACES大手町
電話番号

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