デジタル造形の新時代へ挑戦
東京都内に位置する東洋美術学校では、夜間部のコミックアート科にて新たなデジタル原型師育成プログラムを始めました。このプログラムは、芸術とテクノロジーの融合の象徴として、株式会社松村設計との産学連携によって実現されました。
このプログラムでは、CGソフトウェア「ZBrush」を使い、デジタル造形の基礎から応用までを学ぶことができます。授業は週4回、18:30から21:00まで行われ、学生は実技と理論をバランスよく学ぶことができます。プログラムの対象者は、これからデジタル原型師を目指す方や、2Dイラストレーターとしてスキルを拡張したい方です。
プログラム内容
プログラムのカリキュラムは以下のようになっています:
- - 人体イラスト(全23回):イラストの描写技術や人体の構造を学びます。
- - クロッキー(全27回):短期間で静物や人物を立体的に描く技術を習得します。
- - フィギュア制作(全23回):手作業によるフィギュアの造形を基礎から丁寧に学びます。
- - デジタル造形(全30回):ZBrushの基本的な操作から応用までを学び、最終的に3Dプリンターでオリジナルフィギュアを作成します。
学ばれるスキルと成果
松村設計のデジタル原型師が講師として指導し、学生たちはフィギュア制作に特化したZBrushと3D-Coatの使用技術を向上させます。また、使用する3Dプリンターは、株式会社ストラタシスジャパンやスリーディー・システムズ製のものを使用し、実際の制作物はミニサイズの原型モデルとなる予定です。
このプログラムに参加することで、デジタル造形の最前線を学び、アナログの手法と合わせて人体や立体の構造への深い理解を得られます。授業料は全部で48万円で、2014年4月から2015年2月の間に行われます。
オープンキャンパスのご案内
東洋美術学校では、無料のオープンキャンパスを開催予定です。「ZBrush入門講座」や「人体イラスト講座」を通じて、体験する絶好の機会となります。興味のある方はぜひ参加を検討してください。
お問い合わせ
詳しい情報や出願方法については、東洋美術学校の公式サイトや入学相談室にお問い合わせください。新しいデジタル造形の世界へ足を踏み入れ、自身の可能性を広げるチャンスをつかみましょう。