千葉大学では、令和7年度の新入生を対象に、特別なオリジナルエコバッグを配布しました。それは4月5日、千葉ポートアリーナで行われた入学式にて、環境ISO学生委員会の手によって新しく大学生活をスタートさせる学生たちに届けられたものです。今年度配布されたのは、再生不織布で作られたエコバッグ2500個です。この取り組みの目的は、新入生へのお祝いとしての意味を込めつつ、環境問題への関心を高めることです。
エコバッグの概要
配布されたエコバッグは、環境に配慮した素材である再生不織布で作られています。サイズは縦37cm、横36cm、マチ11cmで、約10Lの容量を持ち、日常的な使用に適しています。色は黒、白、ネイビー、アイボリーの4種類があり、学校生活から日常の買い物まで幅広く活用できるデザインです。
製作にあたっては、学生委員会のデザインコースの修士2年生である佐治奈津子さんが手掛けたもので、新入生が楽しい学生生活を送れるような明るいデザインが施されています。また、バッグの中には新入生へのお祝いメッセージと一緒にリサイクルやエコマークに関する啓発リーフレットが入れられており、環境意識を育むための工夫がされています。
これまでの経緯
千葉大学環境ISO学生委員会は、入学式での新入生向けグッズの配布を2017年度から始め、毎年異なるエコグッズを生み出してきました。過去には古紙や間伐材を使ったさまざまなアイテムを製作し、新しい学生に配布。今年はエコバッグという新たな試みが実現しました。
このような取り組みは、学院の誇りである環境マネジメントシステムを実践するための重要な活動でもあります。千葉大学は2005年にISO14001を取得し、地域社会と連携しながら環境問題に取り組んでいます。学生自らが環境活動を推進し、実体験を通じて学ぶことができる環境が整えられています。
環境ISO学生委員会の役割
千葉大学には約200名の学生が環境ISO学生委員会に所属し、内部監査や環境報告書の作成、廃棄物の減量、エネルギーや紙の節約といった幅広い活動に取り組んでいます。また、SDGsの達成を目指して企業との連携プロジェクトも多く展開されています。地域の学校向けの環境教育など、学校外の活動にも積極的に参加しており、持続可能な未来に向けた教育を実施しています。
お問い合わせ
千葉大学における環境への取り組みについての詳細や本件に関する問い合わせは、千葉大学環境ISO事務局にて受け付けています。公式サイトや問い合わせ先は以下の通りです。
このように、千葉大学は環境への配慮を重要視し、学生たちにその意識を根付かせるための多様な活動を展開しています。新入生へのエコバッグ配布は、その象徴とも言える取り組みです。