トルコのシリア難民こどもたちへの教育支援
超党派の議員によるシリア難民支援議員連盟は、トルコに避難しているシリア難民の子供たちのために、教育環境の整備を目指すクラウドファンディングプロジェクトを開始しました。プロジェクトの目玉は、母国語のアラビア語で教育が受けられる学校の設立です。
シリアでは2011年から始まった内戦により、900万人を超える人々が家を追われ、多くが近隣のトルコへ避難しています。特に、トルコに逃れた子供たちは言語の壁によって教育の機会が制限されており、トルコ語を母国語とする現地の教育システムに適応できない現状があります。
このプロジェクトでは、約1,000万円の資金を募り、その資金を使ってハタイ市ヤイラダー町に校舎を新設します。この場所には、難民キャンプの外に16,120人、キャンプ内に5,300人、合計で21,420人のシリア人が避難しています。新しい校舎では、約300人の子供たちが母国語で教育を受ける環境が整えられます。
資金は、既存の建物を借り受け、内装工事や教育に必要な設備(黒板や机、椅子など)の整備に使用されます。また、教師はシリア難民の方々から採用し、彼らの文化に触れながら、質の高い教育を提供することを目指しています。この取り組みには、トルコ政府からの土地無償提供と維持管理費のサポートもついています。
さらに、支援者へのリターンも用意しています。寄付金の額に応じて、プロジェクトのホームページに名前を掲載したり、学校設備に名前やメッセージを刻む機会が提供されるほか、小池百合子会長とのトルコ料理を楽しむ食事会にも参加できるチャンスが得られます。具体的には、3,000円から30万円まで様々な支援金額設定があり、支援者のニーズに応じて選択できます。
このプロジェクトは2014年7月18日から開始しており、シリア難民支援議員連盟は、教育の重要性を認識し、困難な環境に置かれた子供たちに明るい未来を提供しようと尽力しています。現場での教育環境改善を通じて、シリア難民の子供たちに教育の大切さを伝え、彼らの成長をサポートする取り組み、ぜひ多くの人々に知っていただきたいです。詳細は
こちらのリンクからご覧ください。
このような取り組みは、シリア難民にとって新たな希望となることを願っています。日本国内でも、多くの支援者が集まり、彼らの生活が豊かになることを期待しています。このプロジェクトを通じて、地域社会全体が難民ったちの未来をしっかりと支えていくために尽力できることを心から望みます。