小田急電鉄がAIを活用した人流解析システムを導入
2026年3月から、小田急電鉄がその商業施設「ビナガーデンズパーチ」にAI画像解析を利用した人流解析システムの実証実験を開始することが発表されました。このシステムは、商業施設や周辺での訪問者の動きを数値化し、的確なサービス向上やマーケティング戦略を支援することを目的としています。
なぜ人流解析が必要か
近年、鉄道事業者や商業施設にとって、来館者の動向を把握し、それに基づいてサービス向上を図ることが必須の経営課題となっています。小田急電鉄は、お客さまのニーズに応えるため、具体的な人流データを活用したいと考えており、このシステムの導入に至ったのです。
システムの構成と機能
この解析システムは、施設内に設置されたカメラから得られる映像をAIが解析し、来館者の人数や性別、年齢層といった詳細な属性データを取得します。具体的には、以下のような構成になっています。
1.
商業施設「ビナガーデンズパーチ」
3・4階に設置された既存の防犯カメラの映像を用いて、来館者の人数や属性を分析します。
2.
周辺施設
新たに設置されたカメラの映像を解析し、人数及び属性を分析します。解析地点の環境に応じたカメラの設置が可能です。
このシステムでは、カメラ近傍に設置されたAIBOXがリアルタイムで画像解析を行います。解析結果は、映像データではなく数値データとしてのみLTE回線を介して送信されるため、通信コストを抑えることができ、電源があればどこでも簡単に導入可能です。
プライバシーにも配慮
さらに、本システムでは、個人情報がわかるようなデータは一切保存しないため、プライバシー保護にも配慮されています。顔や骨格の特徴を取得することはなく、個々の利用者を特定する要素は排除されています。
丸紅I-DIGIOグループの取り組み
このプロジェクトを通じて、丸紅I-DIGIOグループはAI技術やネットワークインフラを駆使したソリューションを今後も提供し続ける方針です。顧客のビジネスの成長をサポートすることを目指しています。
実証実験が開始される2026年に向けて、どのような成果が期待できるのか、今から多くの注目が集まっています。
お問い合わせ先
製品に関する問い合わせは、丸紅I-DIGIOグループのデジタルソリューションセグメントまで。最新情報は公式ウェブサイトから確認できます。