西鉄Co+Labが新たなビジネスの可能性を模索する『BUS STOP 3.0』
西鉄Co+Labは、革新的なビジネスの創出を目指し、ベンチャー企業のアイデアと西鉄グループの資源を融合させるオープンイノベーションプログラムです。その中で、今年行われた『BUS STOP 3.0』は、ICTを活用した次世代のバス停である「スマートバス停」に関連するアイデアを広く募集しました。これは、便利さや楽しさを共有する新しい乗客体験の創造を目的としています。
全国5都市で開催された説明会には96社132名が参加し、45社からの提案が寄せられました。その結果、以下の4社がパートナー企業として選ばれ、具体的な提案内容が決定しました。
パートナー企業の提案内容
1. 株式会社スイッチスマイル
公式サイト:
スイッチスマイル
- - 代表者: 長橋 大蔵
- - 本社: 東京都中央区
- - 提案内容: スマートバス停にBeacon技術を導入し、利用者の位置情報に基づいた情報を適切なタイミングで配信。これにより、バス停周辺でのマーケティングを強化します。
2. anect株式会社
公式サイト:
anect
- - 代表者: 木村 一郎
- - 本社: 福岡市中央区
- - 提案内容: 地元情報サイト『バスっちゃ北九州』のアプリ化を進め、スマートバス停との連携を通じて地域の楽しみを発信します。
3. 三井物産株式会社
公式サイト:
三井物産
- - 代表者: 安永 竜夫
- - 本社: 東京都千代田区
- - 提案内容: 無人クリーニングサービス『LAGOO』との統合を図り、アプリでクリーニング予約からバス停での受け渡しまでを一貫して行える新たなサービスを提供します。共同提案には株式会社AiCTも参加します。
4. 株式会社タイミー
公式サイト:
タイミー
- - 代表者: 小川 嶺
- - 本社: 東京都渋谷区
- - 提案内容: スキマバイトアプリ『Timee』と協力し、北九州エリアの人手不足を解消。働きたい人と働いてほしい企業をつなげるプラットフォームを構築します。
今後の展望
選ばれたパートナー企業と西鉄グループは、早ければ今冬から共同実証実験に取り組む計画を立てています。この新しい取り組みを通じて、利用者にとってより便利で魅力的なバス利用体験を提供し、さらなる地域貢献を目指します。同時に、各企業の提案内容に応じて、新たな協業の可能性も探ります。
このプロジェクトは、西鉄グループが持つスマートバス停やバス事業に関する知識を活用し、実現可能性、革新性、成長性などの基準に基づいて進められます。
スマートバス停について
スマートバス停は、リアルタイムで情報を表示できる液晶パネルや電子ペーパーを装備し、時刻表や運賃情報、災害時の緊急案内など多様な情報を配信します。また、WiFi接続によって周辺の店舗情報も表示可能で、環境に応じた電力消費モデルも用意されています。
北九州市では、すでに12基の試験運用が開始されており、今後も他の都市への拡大が見込まれています。この革新的なサービスが、地域の交通インフラに新たな価値をもたらすことに期待が高まります。