研究現場を変える多光子顕微鏡「Diesel2p」の登場
近年、科学研究において視覚技術の向上は重要な課題となっています。そこで注目されるのが、米国Pacific Optica社が発売した新たな多光子顕微鏡システム「Diesel2p」です。株式会社光響は、この最先端技術を取り扱い始めました。
Pacific Optica社とは
Pacific Optica社は、米国ユタ州に本拠を置き、革新的な顕微鏡システムを開発しています。特に神経科学や生理学の分野に特化した高性能のイメージングプラットフォームを提供し、研究者からの信頼を得ています。これまでの顕微鏡技術を飛躍的に進化させる「Diesel2p」の開発に注目が集まっています。
Diesel2pの特長
「Diesel2p」は、世界初のデュアルスキャンエンジンを搭載し、広視野の確保と高解像度を両立させたシステムです。以下の特長を持っています:
1.
広視野(Field-of-view):最大7mmの完全に平坦な視野を実現。
2.
高解像度(Resolution):XY方向で1μm未満、Z方向で6〜8μmの解像度。
3.
作動距離(Working distance):8mm(空気中)。
4.
独立2スキャンアーム(Dual independent scan arms):イメージングやオプトジェネティクスの両方に対応。
5.
傾斜可能な対物レンズ(Tilting objective):360度回転可能で、多様な実験に対応。
6.
高速共振スキャン(Wide and fast resonant scanning):スキャン速度は最大24mm/msを誇ります。
7.
オープンソース光学設計:カスタマイズが容易。
8.
ソフトウェア連携:ScanImageとの連携も可能。
9.
システム全体のカスタマイズ:さまざまな実験ニーズに合わせた統合が可能です。
このように、Diesel2pは研究者にとって必要不可欠なイメージングプラットフォームとなる可能性を秘めています。
導入のメリット
「Diesel2p」の導入により、神経科学や生理学だけでなく、様々な研究分野での観察精度が向上し、より正確なデータ収集が期待できます。これにより、実験の再現性が高まり、結果として科学の進展に寄与するでしょう。事実、複数の領域で独立したイメージングが可能になるため、より複雑な実験が迅速に行えるようになります。
お問い合わせと相談
株式会社光響では、Pacific Optica社の製品に加え、300社以上の海外メーカーから10万点以上のレーザー・光学関連製品を取り揃えています。興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
担当:菱田
さらに詳細情報は
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まとめると、Pacific Optica社製の多光子顕微鏡「Diesel2p」は、研究を次のレベルへと引き上げる可能性を秘めています。是非、この素晴らしい技術を活用して、新しい発見の扉を開いてみてはいかがでしょうか。