高校生を対象とした次世代医療人材シンポジウムが開催
2025年8月11日、東京都千代田区のジョンソン・エンド・ジョンソン インスティテュート 東京で、医療を志す高校生を招いた『次世代医療人材シンポジウム』が行われました。このイベントは、医療従事者の在り方やヘルスリテラシーの重要性に焦点を当て、参加者にとって新しい医療の体験が提供される場となりました。
シンポジウム開催の背景
近年、日本は「人生100年時代」と称されるように、高齢化社会が進行中です。それに伴い、健康や医療に対する意識も高まっていますが、ヘルスリテラシーに関する日本の自己評価は諸外国と比較しても低く、教育機関での学びの機会も不足しているのが現状です。また、十分な医療従事者が育成されていない問題も深刻です。このような背景を踏まえて、同シンポジウムは次世代の医療人材を育成することを目的に開催されました。
開催内容とプログラム
シンポジウムは、以下のようなプログラムで構成されました。
導入講演
まずは、ジョンソン・エンド・ジョンソンの事業や取り組みに関する導入講演が行われ、同社の使命と医療の未来に関する話がありました。特に、ヘルスリテラシーが個々の健康にどのように影響するかについての説明が印象的でした。
基調講演
基調講演では、同社のチーフ・メディカル・オフィサー、清水英治氏が「医療の未来と人生100年時代のヘルスリテラシー」というテーマで話しました。このセッションを通じて参加者は、超高齢社会における医療の重要課題や、主体的に医療に関与することの必要性について理解を深めました。
手技体験
その後、参加者は実際の医療機器を用いた手技体験を行いました。ここでは、腹腔鏡手術の模擬体験や自動縫合器、カテーテル操作、人工膝関節手術支援ロボットの操作を体験しました。医療現場で使われる機器に直に触れることができる貴重な機会となり、医療技術の訓練の重要性が感じられました。
アウトプット制作とフィードバック
最後に、参加者はテーマに関するワークショップを行い、自身の医療への思いを表現しました。「どんな医療従事者になりたいのか」、「未来の医療に必要なことは何か」というテーマで発表し、専門家からのフィードバックを受けることで、視野を広げる機会ともなりました。
参加者の反応と今後の展望
参加者からは、「ヘルスリテラシーの重要性を実感した」「医療のリアルに触れることで、将来の自分の進路について真剣に考える機会となった」との声が寄せられました。このシンポジウムを通じて、次世代の医療人材を育成するための重要なステップが確立されたと考えられます。
今後もジョンソン・エンド・ジョンソンは、医療に親しむ機会を提供し、若者たちが自らの健康に主体的に関われる社会の実現を目指していくでしょう。また、ヘルスリテラシー向上に向けた取り組みは、個々人が健康で充実した生活を送るための鍵となるはずです。
まとめ
『次世代医療人材シンポジウム』は、未来の医療を担う高校生に特別な体験を提供し、彼らが医療に対する意識を高める機会となりました。今後の医療界における彼らの活躍が期待されます。加えて、ジョンソン・エンド・ジョンソンの取り組みは、ヘルスリテラシーの向上を通じて、人々がより良い生活を送るための基盤を築くための重要なステップであることが示されました。