三浦雅士氏講演会「吉本隆明、澁澤龍彦、大岡信ー朔太郎、賢治、中也の後に」
群馬県前橋市の前橋文学館で、特別企画展「夢の明るい鏡三浦雅士と1970年代の輝き―「ユリイカ」「現代思想」の軌跡」に関連する講演会が開催されます。今回のイベントでは、三浦雅士氏が「吉本隆明、澁澤龍彦、大岡信ー朔太郎、賢治、中也の後に」というテーマで講演を行い、1970年代のリトル・マガジンの背後にある文学の流れについて掘り下げていきます。
講演の内容
講演会では、吉本隆明氏、澁澤龍彦氏、大岡信氏という三者について、それぞれの文学的特性や影響を探る中で、彼らが共通して持つ背景や文学へのアプローチがどのように形成されていったのかに焦点を当てます。特に、小林秀雄の影響が彼らの初期作品にどのように表れているのかが興味深いポイントです。また、朔太郎、賢治、中也に関しても、三者がそれぞれ「悲しみの研究者」としての側面を持っていたことが取り上げられ、彼らがどのように後世の文学に影響を与えたのかを追求します。
詳細情報
開催日時
令和7年11月24日(月・祝)14時開演(13時30分開場)
開催場所
前橋文学館3階ホール
料金
入場料は700円(当日有効の展示観覧券が必要)で、事前予約制となっています。定員は先着100名ですので、早めの予約をお勧めします。
申込方法
お電話での事前予約:027-235-8011(前橋文学館)
三浦雅士氏のプロフィール
三浦雅士氏は1946年に青森県で生まれ、1969年には青土社に入社しました。特に「ユリイカ」や「現代思想」の編集を通じて、日本の文学・思想シーンに多大な影響を与えてきました。彼はそのキャリアの中で、数々の作家の特集を組み、リトル・マガジンの発展に寄与しました。1981年に青土社を退社後は、執筆活動に専念し、様々な著作を発表しています。
その他のイベント
講演会の前には、展覧会担当学芸員による解説も行われます。10月28日(火)14時から予約不要で参加できます。
特別企画展の情報
- - 会期: 令和7年10月4日(土)~令和8年1月25日(日)
- - 開館時間: 9時~17時(入館は30分前まで)
- - 休館日: 水曜、年末年始
- - 場所: 2階展示室
- - 観覧料: 700円
アクセス
前橋文学館へのアクセスには、いくつかの方法があります。関越自動車道前橋ICから車で約15分、JR前橋駅からは徒歩で約20分、タクシーで約5分、バスで約7分と非常に便利です。駐車場も利用可能で、広瀬川サンワパーキングの駐車券を提示することで4時間分の無料サービスが受けられます。
この講演会を機に、文学の奥深さに触れ、1970年代の文学的潮流について新たな視点を持っていただければ幸いです。