東京都が学校給食供給に尽力した日野市の農業者を表彰
2023年1月24日、東京都庁にて行われた表彰式で、日野市の5名の農業者が、学校給食に東京産食材の供給に対する貢献が評価されて知事感謝状を授与されました。これは、「東京産農産物の学校給食活用促進事業」の一環として、農業者の努力を称えるための取り組みです。
背景と目的
東京都は、地域の農産物を学校給食に取り入れることで、子どもたちに新鮮で安全な食材を提供することを目指しています。この取り組みは農業者にとっても、自身の作物を子どもたちの食卓に届けることができる貴重な機会となり、地域の農業の活性化にもつながります。
日野市では、昭和58年から41年間にわたり、地元産の農産物を学校給食に供給してきました。今回、表彰されたのは5名の農業者で、全員が長年にわたって持続的に活動を続けています。彼らはそれぞれ異なる農作物を手掛け、その成果を地域社会に還元してきました。
受賞者の紹介
1.
岸野 國男(日野市川辺堀之内)
40年以上のキャリアを持つ岸野氏は、特に小松菜や大根の出荷量を拡大し、東京都制作の学校給食活用促進PR動画にも出演するなど、広く知られる存在となっています。
2.
小林 和男(日野市平山)
小林氏は30年以上、学校給食に直接出荷を行っています。また、食育の重要性を広めるセミナーの講師としても活躍しており、地域の食育に寄与しています。
3.
立川 登美江(日野市栄町)
スタートして30年以上が経過する立川氏は、学校給食供給だけでなく、児童との交流会にも積極的に参加し、育成活動にも関わっています。
4.
簱野 利之(日野市平山)
簱野氏も40年以上にわたって人参やジャガイモを出荷しており、その質の高さから多くの学校で採用されています。地域の食材の重要性を再認識させる存在です。
5.
由木 勉(日野市百草)
由木氏は30年以上にわたり、学校給食供給に携わりつつ、地域の食育広報活動にも参加しています。地域解決型の農業を推進するリーダーとして位置づけられています。
まとめ
これらの農業者の取り組みは、ただの物作りを超え、子どもたちの健康への大きな影響を与えるものです。今後も東京都は、地域の農産物を学校給食に取り入れる活動を強化し、栄養価の高い食生活の提供を目指していくことでしょう。このような地道な努力が評価され、地域農業の発展に寄与することを期待しています。