株式会社カオナビが新たに発表した予実管理システム「ヨジツティクス」は、2025年2月中旬にKPI管理およびマトリクス分析機能の提供を開始する予定です。この新機能の導入により、企業は売上数量や商談化率、さらにESG数値などの非財務指標の管理が可能になり、これまで以上に多角的にデータ分析を行うことができるようになります。
予実管理の新たな一手
新機能の導入によって、企業は損益計算書(P/L)データと非財務データを様々な階層で集計できるようになります。たとえば、部署や地域、カテゴリーごとのデータを分析することで、どこに問題があるのか、どの分野で改善の余地があるのかを迅速に把握することが可能になります。これは、経営陣がリアルタイムで必要な情報にアクセスできることを意味し、迅速な意思決定を支援します。
鋭い分析力を支える機能
特に営業部門では、新機能によって売上高の詳細な分析が行えるようになります。具体的には、縦軸に売上や粗利、支店やカテゴリーを、横軸には予算や実績を設定し、視覚的にデータを解析することができるため、営業戦略の立案に役立ちます。
一方で人事部門においても、採用や研修に関連するコストや実行回数を一目でチェックできるようになります。これにより、各施策のROI(投資対効果)を明確化でき、さらなる人事戦略の改善に貢献します。
継続的な機能の改善
この新機能は2025年3月にはさらにアップデートされる予定であり、企業が求めるデータベースの充実を図っていく意向が示されています。カオナビは、ユーザーの意見を受け入れ、常にシステムの機能向上に努める姿勢を見せており、これによりさらに多くの企業が「ヨジツティクス」を利用するようになるでしょう。
「ヨジツティクス」の全体像
「ヨジツティクス」は、売上高や一般管理費を含む損益計算書の情報を一元化する予実管理システムです。これにより、企業はリアルタイムでデータを可視化し、業務運営を最適化することが可能になります。
会社概要と今後の展望
株式会社カオナビは、渋谷区を本拠地として多様なタレントマネジメントシステムを提供しており、4,000社以上のクライアントに支持されています。これらのシステムは、企業が人材戦略や経営戦略を実現するための重要なツールとなっています。
今後、カオナビはテクノロジーを活用して、個々のスキルを理解し、より多様性に富んだ働き方を実現するための取り組みを続けています。新しい「ヨジツティクス」の機能追加は、その一環として位置づけられ、企業にとって欠かせないリソースとなることでしょう。