デジタル時代に挑む旭化成の取り組み
2022年に創業100周年を迎えた旭化成株式会社は、2024年から「デジタルノーマル期」を推進することを宣言し、全社を挙げてデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めています。その一環として、モビリティ&インダストリアル事業本部は、先進的なエンジニアリングプラスチックを提供する一方で、従来の営業スタイルを見直しデジタルチャネルを活用した顧客ニーズの収集に取り組んでいます。
特に2021年4月にオープンした「旭化成エンジニアリングプラスチック総合情報サイト」では、デジタルベースでの情報提供を強化し、顧客との接点を増やしています。このような市場の変化に対応するためには、新たなマーケティング戦略が不可欠とされていました。
新たなマーケティングオペレーションの構築
その中で、ゼロワングロース株式会社とブリッジインターナショナル株式会社が手を組み、旭化成のマーケティングオペレーション構築とインサイドセールスによる商談創出を支援しました。ゼロワングロースはGTM(Go-To-Market Strategy)に特化した実績があり、ブリッジはインサイドセールスのアウトソーシングを行っています。二社の連携によって、マーケティング活動と営業活動がシームレスに統合され、新規市場開拓への道が開かれました。
このプロジェクトの詳細をお聞きするため、私たちは旭化成株式会社のモビリティ&インダストリアル事業本部、デジタルマーケティング推進室にお伺いしました。グループ長の崎田雄大様、奥ひかり様、そして堤祥子様にお話を伺い、これまでの取り組みの背景や効果について語っていただきました。
各社の役割と連携の成果
崎田様は、「デジタルマーケティングの強化は我々の大きな課題であり、ゼロワングロースの支援を受けて、効率的で持続可能なマーケティングオペレーションを構築することができました」と語ります。
ブリッジインターナショナルは、インサイドセールスの専門企業であり、「既存の営業プロセスを新しいデジタル志向に合わせて進化させる役割を担いました。特に、商談の創出とターゲットへのアプローチを効率化することで、営業現場の負担を軽減し、より多くの商談機会を生むことに貢献しています。」と奥様が説明しました。
堤様は、取り組みの結果として「顧客との関係構築が進み、リードの質が向上したことを実感しています。デジタルを駆使したマーケティング活動が、今後の成長の鍵になると信じています」と力強くお答えいただきました。
まとめ
これらの取り組みを通じて、旭化成はデジタル時代に対応し、そしてさらなる成長を目指す一歩を踏み出しました。今後もブリッジインターナショナルとゼロワングロースの協力によって、新たなビジネスチャンスを創出し続けることでしょう。様々な課題が山積する中、彼らの挑戦は、他の企業にとっても大いに参考になるはずです。デジタルへのシフトを推進する旭化成の姿勢は、業界の未来を切り拓く力があると言えるでしょう。