近年、私たちの生活や働き方に影響を与えている生成AIの利用状況が急速に変化しています。特に職場での生成AIの使用率は、約2年前の32.3%から60.7%へとほぼ倍増しました。一方、プライベートでの使用率も10.6%から34.6%に増加しており、その効果を実感している人が多いことが調査から明らかになっています。
コクヨグループの一環である株式会社カウネットが実施したこの調査は、1,122名のコミュニティサイト「カウネットモニカ」会員を対象に行われ、最新の生成AI活用の実態を浮き彫りにしました。本調査では、職場と私生活における生成AIの使用状況や心境について、過去の調査結果と比較されています。
調査の背景
カウネットでは、デジタル技術を活用して既存の課題解決を図るため、2023年6月に「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」を開校しました。このプログラムにより、社員全員がデジタルリテラシーを向上させ、実務に活かす環境を整えています。そして、社会全体において生成AIの利用が加速する中、カウネットはその活用実態を詳細に把握するために調査を実施しました。
調査結果の概要
調査結果によると、職場での生成AIは業務効率を改善する要素として約72.1%の人がその効果を実感しています。業務での主要な利用法は「文章の作成・校正」が約7割を占めており、「情報収集・リサーチ」が続いています。また、プライベートにおいても8割以上が「情報検索・調べもの」に生成AIを活用しています。
しかし、利点がある一方で、生成AIの課題も浮き彫りになっています。その中でも特に重要なのは「情報の信頼性」で、56.3%がこの問題を挙げており、さらに48.9%は「回答の正誤確認に時間がかかる」と回答しています。これは、効率化を求めて導入した生成AIが新たな工数を生む結果となってしまう実態を示しています。
感じられる心境
調査によれば、職場とプライベートにおいて生成AIを利用している人たちの心情はポジティブに傾いており、約3割が「ワクワク感」を抱いていると答えています。「安心感」や「万能感」といった感情も多数見受けられ、生成AIがもたらす未来に期待を抱く様子が伺えます。
人気の生成AIツール
使用されている生成AIツールにおいては、「ChatGPT」が職場とプライベート両方で半数以上の支持を受けています。職場では63.8%、プライベートでは69.1%が使用しており、次いで「Gemini」を約5割が選んでいます。「Microsoft Copilot」は職場で45%、プライベートで23.7%の使用率を誇っています。
今後も生成AIの活用は続くと考えられていますが、信頼性の向上や新たな工数の解決策が求められるでしょう。これからのデジタル技術の進展に期待が寄せられています。詳細な調査結果は
こちらからご確認ください。