AIが変える企業不動産
2025-05-26 14:24:30

コリアーズとCoreNet Globalが示すAIの企業不動産への影響とは

コリアーズとCoreNet Globalが示すAIの企業不動産への影響



近年、人工知能(AI)の急速な進化が多くの業界に影響を与えていますが、企業不動産(CRE)の分野においてもその波は広がっています。大手総合不動産コンサルティング企業であるコリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社と、企業不動産の専門家団体CoreNet Globalによるグローバル調査が発表され、AIが企業不動産にどのような影響を与えているのかが明らかになりました。

調査の概要


この調査は、2024年から2025年にかけて開催されるCoreNet Globalのグローバルサミットを背景に行われました。調査対象の422名はポートフォリオマネージャーやファシリティディレクター、テクノロジーリーダーなど多岐にわたります。結果として、AIの導入が進んでいること、特にアジア太平洋地域では78%の回答者がAI利用の価値を実感していることが分かりました。

AIの進化とその影響


調査の結果、AIは業務の効率化や意思決定の高度化、ポートフォリオ戦略の進化を促進しています。コリアーズのアジア太平洋地域のマネージングディレクターであるマイク・デイビス氏は、AIの早期導入企業がすでに実績を上げており、特にスマートビルディングにおいて顕著な成果を生んでいると報告しています。

ティム・ヴェナブル氏は「AIはCRE戦略にすでに統合され、リース管理の自動化や予測的なスペースプランニングが進行している」と述べ、AIがもたらす影響の速さを強調しています。「現代では、AIが影響を与えるかどうかではなく、どれだけ早く影響を与えるかが重要です」とのことです。

主な調査結果


調査結果を以下にまとめます。
1. 導入の加速:60%以上の回答者がすでにAI戦略を実施中、または今後18か月以内に導入予定と回答。
2. 雇用への影響は限定的:AIによる業務変革が進む一方で、雇用規模への影響については限定的との意見が多い。これは、世界経済フォーラムの「Future of Jobs Report 2025」とも一致しています。
3. 今後の展望:データアナリティクスや予測分析、資産ライフサイクルマネジメントへのAI統合が進むと予測されます。

コリアーズの存在意義


コリアーズは、ナスダックおよびトロント証券取引所に上場する企業で、世界70か国で事業を展開しています。23,000人以上の従業員が顧客に専門的なアドバイスを提供し、企業の不動産価値を最大化するために尽力しています。

日本においては、コリアーズ・ジャパンが東京と大阪を拠点に、オフィスリーシングやキャピタルマーケット、プロジェクトマネジメントなど多岐にわたるサービスを提供しています。

AIを駆使した企業不動産戦略の構築が進む中、コリアーズは業界をリードし続けており、今後の動向にも注目です。さらに詳しい情報はcを通じて確認できます。


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会社情報

会社名
コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区丸の内3-2-3丸の内二重橋ビル18階
電話番号
03-4572-8600

トピックス(経済)

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