アスリート支援の新展開
2019-09-18 11:00:25
ユーフォリアとNECがアスリート支援で実証実験開始!
ユーフォリアとNECが新たなアスリート支援の形を実証実験で提案
ユーフォリアとNECが、アスリートのコンディション管理に関する新たな取り組みを始めることを発表しました。この協業では、日本代表やプロチームを中心に導入されているユーフォリアの「ONE TAP SPORTS」と、NECの最先端AI技術を組み合わせて、アスリートのパフォーマンス向上とケガ予防を支援する仕組みを構築することを目指します。
コンディション管理の重要性
スポーツにおいて、アスリートのパフォーマンスを最大限に引き出すためには、日々のコンディションを正確に把握し適切に管理することが欠かせません。個々のアスリートやチームは、その日のトレーニング内容やリカバリー方法を調整するために、コンディションの客観的なデータを必要としています。しかし、現在のところ多くのチームが経験則に頼り、主観的な判断でトレーニングを行いがちで、その結果、オーバーワークなどによるスポーツ障害が発生するケースも少なくありません。
実証実験の内容
今回の実証実験では、ウェアラブルデバイスを利用して取得した生体情報やアスリート自身が日々記録するコンディションデータを「ONE TAP SPORTS」で集約し、NECのAI技術を用いてそれらのデータを分析します。この分析を通じて、アスリートの疲労度、熱ストレス、睡眠の質といった重要な指標を数値化し、チームやアスリート本人へ届けることができます。これにより、トレーニング内容の調整やコーチとの情報共有がスムーズになり、アスリート自身のセルフケア意識も高まることが期待されています。
両社の未来に向けたビジョン
ユーフォリアは、『データドリブンでコンディションを科学すること』をミッションに掲げ、今後はジュニアアスリートや一般層にも「ONE TAP SPORTS」を広め、より多くの人々が安全かつ効率的にスポーツを楽しむ環境づくりに貢献していく計画です。一方、NECは2020年度までの中期経営計画において、セーフティ事業をグローバルに成長させることを目指しています。「NEC Safer Cities」の実現に向け、サポートするソリューションやサービスの開発に注力する中で、アスリート向けの取り組みも重要な位置を占めることになるでしょう。
実績と今後の展開
両社は2019年6月に、VリーグのNECレッドロケッツやジャパンラグビートップリーグのNECグリーンロケッツを対象に実証実験を実施し、2020年度には事業化を目指しています。この取り組みは、アスリートの健康や安全を守るだけでなく、ジュニアアスリートが抱えるケガのリスクを低減させる社会的意義も持っています。データの力を活用して、スポーツを愛する全ての人々の支援に繋がることが期待されます。
ユーフォリアとNECの協力により、アスリート競技の新たなスタンダードが生まれることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社ユーフォリア
- 住所
- 東京都千代田区六番町5-5飯田ビル2階
- 電話番号
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