ごまのみらいプロジェクト
2025-09-10 12:46:15

小豆島の伝統と未来を育む『ごまのみらいプロジェクト』

小豆島の伝統と未来を育む『ごまのみらいプロジェクト`



香川県・小豆島において167年の歴史を持つごま専業メーカー、かどや製油が地域創生に向けた新たな挑戦を行っています。小豆島土庄町との連携による「ごまのみらい小豆島プロジェクト」は、地域の活性化を目指し、地元の小学生に対する教育プログラムとして実施されています。このプロジェクトの目的はごまを通じて食や農業への興味を深め、地域の魅力を体験することです。

地域活性化を担うプログラム


今年もフィールドワークが行われ、土庄町の土庄小学校3年生78名を招待しました。この日は香川県・土庄町の旧四海小学校で、収穫したごまの束の乾燥作業を体験することができました。子どもたちは、普段目にすることがないごまの束を前に興味津々。声を上げながら体験に参加しました。

プログラムの冒頭では、地産地消推進協議会会長の前田さんがプロジェクトの意義について説明し、地域を元気にするための取り組みを強調しました。「来年には、今年収穫したごまを給食で提供しますので、今日の学びを活かしてもらいたい。」と、子供たちに期待を寄せました。また、かどや製油・小豆島工場長の石田さんからは70キロのごまから約130本のごま油しか作れないことを説明され、食材への感謝の気持ちを育むことの重要性が伝えられました。

子どもたちの実体験


フィールドワークでは、「乾燥ごまのたたき作業」「ふるい作業」「唐箕作業」の分野で子どもたちが直接手を動かし、収穫の体験をしました。たたき作業では、前田さんが乾燥させたごまの束をたたくことで中のごま実を取り出し、子どもたちはその光景に大いに興奮していました。中には、「少し難しかったけど楽しい経験だった」と感想を述べる子も。自ら手でごまを取り出すことで、普段口にする食材がどれほどの手間をかけて育まれているかを実感し、食の重要性や自然の恵みを学ぶ貴重な機会となりました。

工場見学と今後の取り組み


午後には、かどや製油の小豆島工場を見学し、子どもたちは真剣にごま油の歴史や製造過程に耳を傾けました。特に、2025年のごまの搾油見学は初の試みで、焙煎と非焙煎のごまから得られる油を実際に目の前で見ることができ、貴重な学びになりました。

「ごまのみらい小豆島プロジェクト」では、2026年1月に2025年度に収穫したごまを使用した給食を提供することを予定しています。今後も地域の産業振興や遊休地の有効利用、雇用創出を通じて、過疎化の進んだ地域を元気づける取り組みを続けていく方針です。

プロジェクト概要


このプロジェクトは、かどや製油株式会社、土庄町、生産者と連携して、小豆島が抱える重要な地域課題に立ち向かう取り組みでもあり、休耕地を活用してごまの栽培を行い、地域の持続的な発展を目指しています。今後も、子どもたちがこのプロジェクトを通じて、地元の自然と食文化に触れ育つことを期待しています。

かどや製油について


かどや製油株式会社は、1858年に創業され、以来167年間ごま一筋で製品を生み出してきた企業です。特に純正ごま油は、世界の食卓に届けられ、多くの方々に愛されています。最近では海外市場でもそのシェアを拡大しており、2024年度には86億円に達すると見込まれています。また、持続可能な農業の推進と地域の人々とのつながりを重視し、様々な取り組みを行っています。


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会社情報

会社名
かどや製油株式会社
住所
東京都品川区北品川5-1-18住友不動産大崎ツインビル東館4F
電話番号
03-6721-6957

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